雑記帳

2003年01月26日(日) 左手に告げるなかれ (ミステリ)

左手に告げるなかれ  渡辺容子著 講談社 1996/9/10

主婦に対して異様に厳しく警察おくりにする保安士 八木。 エリートだった八木がなぜ保安士をしているのか。 原因となった主婦が殺されその容疑者とみなされる。 かけられた嫌疑は自分ではらす。 コンビニスーパーバイザー連続殺人事件をてがけている探偵とであい、調べるつもりが 利用され 翻弄されていく。

八木の心の揺れが過去に捕らわれつづけており、 巻き込まれ型なのがいまいち。ラストもそこからぬけだしていない。さほど大きなしかけもなく、山もなく、たんたんとすすんでいく。 連続殺人にする必然性がないような気もする。 犯人のいいかげんさにあきれた。 本文より 著者近影が記憶にのこった。

評価 △
 


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