好きよ 柴田よしき著 双葉社 2002/8/30
『好きよ』 この一言を残し愛果は自殺した。 死後2年、FAXに愛果の指紋がのこっていた。 偶然出逢った男。 恋人の影にみえる女性。 島からの追っ手。 改竄された記憶。 脈動する銀杏の木。 繭。 董子は血筋にとらわれる。
愛果の存在がなければ成立しなかった物語である。かなえられない思いを隠すために罠にかかり、利用され、吸い尽くされた。 しかし思いだけは残り守護者となる。 一方的なのでそれをありがたいとも思わず、自らの感情だけで行動する主人公。 どちらも未成熟。
評価 △
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