鶴は千年、生活下手

2002年12月23日(月) 松島紀行1

行ってきました、松島まで。
何日かに分けて、日記にします。

往も帰りもグリーン車って、ちょっと贅沢な感じでよかった。
なにより、ひろびろしていて、寝るにも寝やすい。

往路、12月21日。
上野を10時22分発のMAXやまびこ(オール2階だて)で
まずは仙台まで。
仙台で仙石線(仙台〜石巻)の特別快速電車で約20分、松島
海岸駅に着いた。
あいにくの曇り空だったが、それほど寒くはなかった。
それもこれも、「遠赤外線あったかタイツ」とボンディングフ
リースのお陰だ。
昼食は、新幹線の中で朝食と昼食を兼ねて弁当を食べたため、
軽いものでいいねと相談し、松島水族館(マリンピア松島)に。

場内は、寒いお天気のせいか、それほど混んでいなかった。
特に大きくて新しいとかいうことはなく、ラッコとマンボウが
有名な水族館。

入場してすぐに、広場になっていて、目の前がペンギンだらけ。
2つのブロックに分かれていたのだが、大型のペンギンたちの
水槽を見て、びっくりした。
普通の水族館で見るペンギンは、泳いでいるというとスイスイ
と格好よく泳いでいるものだ。
しかし、その大型のペンギン君たちときたら、プカプカと浮い
ているのだった。それも、水槽から外を観察するようにだ。
そして、そいつの正面に回って、にらめっこしたその瞬間に、
そいつは「フン」をした。(笑)

それだけでも、びっくりしたのに、他の数匹も水の中に入って
来たかと思うと、どうやらわたしの方に皆が寄ってくるようだ。
夫と二人に、寄ってくるのかと思ったが、夫と離れてみると、
わたしの方に皆寄ってくるのだ。
プカプカと浮いたペンギンが3〜4匹、水槽からじっとこちら
を見ているという図は、どう考えても普通じゃないよね。
夫は、それ以来、ずっと思い出しては笑いっぱなしだ。(T_T)

アシカは芸達者だったし、館内でラッコの餌やりの時間に遭遇
することができたので、ぐるぐる回りながら貝やイカをムシャ
ムシャと食べるのを見ることが出来た。
両手(両方の前足)を差し出して飼育係さんから貝をもらって
いる姿は、べらぼうにかわいいし、1匹は陸に置いた貝を右の
前足できゅっと引き寄せては潜りながら回転していた。
この子(笑)は、わたし達の目の前で食べてくれたので、長い
ことその愛らしい様子を堪能することが出来た。

イロワケイルカ、通称パンダイルカも、横からと上から見るこ
とができた。やっぱりイルカはかわいい。
ガラスのパンダイルカをきわみちゃんのとお揃いで購入した。

マンボウは、デカかった。怖いくらいデカかった。びっくり。
でも、もっと広いところで泳ぎたいのだろうなとも思った。
マンボウは速く泳げないし、方向転換もゆっくりだから、水槽
にぶつかっても、たぶんそんなに痛くはないのだろうが、向き
を変えるまでにずっと水槽に当たりっぱなしなのがかわいそう
だと思った。じっと丸い大きな目で水槽の外を見ながら、向き
を変えられずに、水槽に下唇を押し当てている様は、長い間見
ていることが出来なかった。

いろんな水槽を見て、広場に戻り、夫は牡蠣を、わたしは帆立
を食べた。
だんだんと寒さが増してきたので、ホテルに向かうことにした
のだが、距離は遠くないはずだと、歩いたのだった。
それが、間違いでねぇ。
宿泊するホテルは、山の上に有って、歩いて登る羽目になった。
寒さも吹っ飛んだねって、笑うわたし達。(笑)

そこは、とてもきれいなホテルだった。

 ひたむきに水槽を押すマンボウのくちびるだけが泣いている午後
                             (市屋千鶴)


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