鶴は千年、生活下手

2003年02月09日(日) 氷の歌たち

今日はぷらむの日。
お題は「氷」。

氷という題で考えはじめるのに、いつのまにか雪になったりする。
今回のわたしの歌は、次の3首。
1首目2首目は題詠で、3首目は自由題。

 溶けてゆく氷とともに解けてゆく 君が春まで生きられぬ謎
                           (市屋千鶴)
 軒先の氷柱程度の鋭さで引き止めている君のため息
                           (市屋千鶴)
 粉雪に吹き上げられて息継ぎが出来ないから、ねぇ、人工呼吸
                           (市屋千鶴)

南大沢に行く途中の電車の中で、2首目の歌の下の句を変えたい
と思った。
それを言ってみたところ、電車の中で考えた下の句の方がいいと
言っていただいたので、変えてみた。

 軒先の氷柱のような鋭さで君の吐息に拒まれている(市屋千鶴)

気が付くのが1週間遅かったなぁ。
1首目は、上の句が面白いので、下の句を「謎」と言わずに謎を
ほのめかすようにしてはと助言をいただいた。
なかなかいい案が浮かばないよね。

ぷらむな人々の、いろんな氷の歌が並ぶ。
冷たいのに暖かい、冷たいのに抱きしめたい、そんな歌もあった。

終わってから、5人で小一時間ばかり、飲みながら話をした。
先月から参加の方は、声の職業とのこと。
なるほどと納得の声なのだ。
夫よりも年下のその方と、少しマニアックなテレビ番組の話など
しながら帰った。
男性の響く声に弱いわたしには、危険な声の持ち主だ。(笑)

さて。
以前から予告していたことですが、明日からの3日間は、暗めで
やや長めの話になるので、前もってお断りしておきます。
暗い話が苦手な方は、どうぞさくっと飛ばして下さい。


 < 過去  INDEX  未来 >


市屋千鶴 [MAIL]