鶴は千年、生活下手

2003年03月05日(水) 苦手

昨日、夫がラーメン屋さんで貰ってきた紅茶は、桃の香りのする
紅茶だった。
ふたを開けた時に、桃の香りがしてわーいと思ったのだが。

今朝、飲んでみようとしたのだが、夫もわたしもごめんなさいを
してしまった。
わたしは、桃も好きだし、紅茶も好きだ。
だがフレーバーティーというものが苦手だ。
ジャスミン茶までしか飲めないんだ。
ローズティーだって飲めない。
ラベンダー茶も、チャレンジはしたが惨敗だった。
基本的に花の香りがする食べ物が苦手だ。
いや、香り付きの食べ物だけではなく、花の香りそのものが苦手
なのかもしれない。

お風呂の香りも、バラの香りとかはだめで、できれば果物の香り
のものにしたい。
ハーブの香りは平気だし、お線香とかも好きなのだが。
ならば花ではなく、食べ物の桃ならば良さそうなものではないか。
口の中に香料が残る感じが苦手なようだ。

香りを楽しむだけにとどめておくべきか。。。。
この際、香りのついた紅茶も飲めるようになった方がいいのか。

まずいと思うのではない。
食べ物に関してまずいという表現や、おいしくないという表現を
あまりしない。
なぜなら、うまいまずいというのは個人的な感覚で、自分にとっ
てはまずいと感じるというだけのことだからだ。
それを、まるで全世界がそう思ってでもいるように、「まずいよ」
などと声高に言うことはできない。
それは、自分の口には合わないか、わたしの苦手な味だというこ
となのだ。

同様に、「信じられなーい!」という言葉も使わない。
「自分には信じられないことだ。」という発言をすることはある
が、なんでもかんでも「信じられなーい!」という一言ですませ
てしまうような言葉感覚は持ち合わせていない。

若い頃、銀行の更衣室で、肉まんとあんまんを食べていた。
それも、朝の忙しい時間、みんなが着替えている時にだ。
たしかに、それはあまりいいことではないのだが、しかしながら
信じられない事柄ではない。
実際に目の前でわたしが食べているのだから。
それを見て「信じられなーい!」と言った後輩がいた。

目の前にある出来事を、信じられないなどど言うな。
あんたが信じようと信じまいと、その事実は事実だ。
人から聞いた話をそう言うのならば、かまわない。
それは見ていないのだから、信じられないのだ。

なんて、自分も若いくせに、そう思ったものだった。
その後輩は、「信じられなーい!」ではなく、「その感覚が分か
らない。」と言うべきだっただろう。

たしかに、わたしの感覚は、少々ずれているからね。(笑)

 声高にまずいと言う人その口で世界のすべてを評価しなさい
                          (市屋千鶴)


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