鶴は千年、生活下手

2003年03月19日(水) 唐突に思う

ある日唐突に思い出すこと。
自分には、男友達がほとんどいないということ。
それ以前に同性の友人でさえ少ない。

人生の中で、前の生活を切り捨てるということが2〜3回あった。
生まれ育った家と村を離れた時。
専門学校から社会人になった時。
転職した時。
友人関係を切り捨てながら生きてきたような気がしている。

幼なじみだったみんなには、理由も告げずに転校した。
転校してから、生まれ育った村には一人でなかな行くことができ
ずに、40歳にしてやっと同窓会に出席できた。
それまでの25年間、わたしは彼等を不可侵領域に住むもののよ
うに意識の中から閉め出してきた。

専門学校で仲の良かった女の子達とは、年賀状の交換だけの付き
合いになっている。

男にだまされて多大な借金を抱えた挙げ句に、銀行を辞めて転職
したとき、銀行関係の付き合いが切り捨てられた。
後輩や同期や仲の良かった女性達とは、やっぱり年賀状の交換と
いうだけの関係になってしまっている。
たぶん、声をかければ池袋で会おうとか、柏で会おうとかという
話になるとは思うのだが。

こうしてみると、男友達は、ほんとにいない。
久しぶりに旧交を温めた高校の同期のみんなくらいのものだが、
それすらも同窓会の打合せで毎月のように会っていた昨年と比べ
れば、格段に付き合いが減った。
みな、それぞれの忙しい毎日に戻っていった。

どうもいろんなことを考えてみると、原因はわたしの不精のせい
だと思われる。
幼なじみのみんなからも、行き先が分からなかったよといわれ、
高校の同期からも居場所が分からなかったといわれた。

姉は、豆に手紙を書いたりはがきを出したりする性格で、今でも
幼なじみの方達とのやりとりがある。
サクランボが送られてきたり、ラフランスが送られてきたりする。
姉と比べると、わたしはなんと不精なことか。

電子メール時代だから、なんとか付き合いができているような気
がしないでもない。
深く反省するが、やはりこの筆無精はなおらない。
(夫も同じような性格だから、夫は会社以外の友人が少ない。)

この日記だけはできるだけ続けようと、唐突に思った。

今一番大事な友人を失わないように。
新しくできた友人を失わないように。
久しぶりに会えた友人を失わないように。

 ここにいると叫ぶだけでは届かない思いもあると知っているのに
                           (市屋千鶴)


 < 過去  INDEX  未来 >


市屋千鶴 [MAIL]