鶴は千年、生活下手

2003年03月26日(水) 追い求める姿

今日は、請求書を作らねばならなかったので、出社した。

何かを死にものぐるいでやったことがあるのだろうか。
倒れても倒れても、悔しくて泣いても泣いても立ち上がり、先を
目指して努力を重ねたことがあったのだろうか。
わたしには、そんな経験が全くないことに気付いた。

否応無しに、大人の世界に踏み込まされて、自分ではどうしよう
もない事柄があるということを思い知らされた。

わたしは、両親が離婚するまでは、努力すれば何とかなるものだ
と、何事もそういう風に考えていた。
たしかに、努力してできることは無限なのかもしれない。
しかし、自分がどうがんばってもどう心を砕いても、動かすこと
のできないものがあるのだということを、14歳のわたしは知ら
された。
いかに努力しても、結局は成り行きなのかもしれないと、そんな
風にさめた考えを心の奥で持ち始めた頃だったろう。

しかし、そういう他人の心情を動かすなどと言うこととは全く別
のところで、自分自身の努力で何かを成し遂げると言うことを、
わたしはしてきたのだったろうか。
もちろん仕事以外でだ。
仕事は仕事だから、締め切りもあれば、相手もある。
そうではなく、自分自身を向上させる目的でだ。

例えばスポーツ。
中学生では、ソフトボールをやっていた。
姉が中学でソフトボール部に入ったことで、わたしは小学生の頃
から姉とキャッチボールをするようになっていた。
当然のように、ソフトボール部に入った。
市内レベルでは、そこそこやれる自信があったが、それでも走る
ことが苦手だという点はそのままだった。
走ることが得意になるような努力はしなかった。

高校では、入部したいスポーツ部がなくて、何もしなかった。
相変わらず走るのは苦手なままだった。
そういえば、離婚して転校した後、マラソンとか駅伝大会とかに
ちゃんと参加した記憶がない。(汗)

なぜ、こんなことを考えたのかというと、今月のはじめだったか、
先月だったか、「Gaea Girls」というドキュメントを
見たからだろう。
長与千種率いる「Gaea Japan」の新人さんを追いかけ
たドキュメントだった。
殴られてもたたかれても、お前はもうだめだ使い物にならないと
宣言されても、自分をリングの上で輝かせるために泣きながらも
這い上がる新人さんの姿を追っていた。

こういうものを見ると、めちゃくちゃうらやましくなるのだった。
わたしには欠けていたもの、ひた向きに努力する姿。
そしてそこまでして突き進む先に、確かに目にしている目標を持
っていること。
それがうらやましかった。
長与千種が、あんなにやせっぽっっちだった長与千種が、同じよ
うにやせてちっぽけな新人さんをなぐって蹴って鍛えている。
長与千種のデビューの頃を思い出してしまった。
「目標にする選手は、長与千種選手です。」とデビュー戦の後の
インタビューで答えた新人さん。
長与千種が、うらやましかった。

わたしだってそれなりに悩みながら立ち直りながら生きてきては
いるのだけれど、それでも若い頃に何か大切なことをし忘れたよ
うな気がしてしようのないことが、ときどきあるのだった。

 がむしゃらに進む姿に憧れて名も無きファンの一人となりぬ(市屋千鶴)


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