お昼どき、ケーブルTVで1時間ものの日本製のドラマを見た。 タイトルは「別れた理由」。結婚7年の子供のいない夫婦の話。
旦那さんがある日女性に斬りつけられて怪我をするのだが、その 事情も女性に斬りつけられたことも奥さんには黙っている。 奥さんは、旦那さんが浮気の相手との別れ話でもつれて怪我をし たのだと思い込む。 奥さんの方は、高校時代の同級生と親交を深めたりしていて、食 事をしにホテルのレストランに行くところを旦那さんが見てしま い、奥さんが浮気しているのではないかと疑いを持つ。 7回目の結婚記念日に、ホテルのレストランで食事をしていると、 旦那さんは専務さんに呼ばれて席を外してしまう。 家には無言電話がかかって来るし、離婚届まで送られて来る。 奥さんはとうとう離婚届に印を押して、旦那さんに突き付けてし まい、二人は言い合いになるが、なぜか決定的に問いつめあった りはしないままにほんとに離婚してしまう。
離婚後1年経って、久しぶりにバッタリ会った二人は、旦那さん が専務とその愛人の間に入っていて怪我をしたこと、奥さんが男 とホテルのエレベーターに乗ったけれどただ食事に行っただけの 関係だったことを、初めて話し合う。 お互いに、はっきりと話し合うこともなく、勘違いのままで別れ てしまったことに気付くが、旦那さんの方はもう他の女性と一緒 になっていて、子供も生まれる予定だという。
なんだか、じれったいような、切ないような、悲しいような気持 ちになったが、こういう二人は結局は縁がなかったのだろう。 成り行きでそうなってしまったけれど、それはきちんと話し合う ことをしなかったからであり、そのことこそが二人が生涯の伴侶 でなかったことの現れなのではないかと思ったのだった。
まあ、所詮はドラマのことだけど、実際にそういう人っているの ではないかと思ったりもする。 いざという時、きちんと向かい合って話し合える関係が維持でき ているのであれば、その夫婦は分かれる理由などないのかもしれ ないのだ。 いざという時なんて、ないに越したことはないのだけれど。
はっきりと言葉にするということ忘れずにいる二人でいたい (市屋千鶴)
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