鶴は千年、生活下手

2003年04月13日(日) お花見吟行

今日は、ぷらむ短歌会の吟行だった。
昨年の五月に初めてプラムに参加してから、12回目の短歌会。
しばらく通信会員になるわたしにとって、このお花見吟行はとて
も楽しく思い出深いものになった。

南大沢って面白い。(笑)
公園には「宇宙からのメッセージ」という名前のオブジェがあり、
空想好きなわたし達の妄想をあおってくれた。(わたしたち?)
南大沢は山を切り開いて作った街。
そこに、いくつも並ぶ高い住宅たち。
そのてっぺんの避雷針や、とんがった屋根には、きっと空もくす
ぐったいと思っているに違いない。

わいわいと空想を巡らせながら散歩した後で、短歌を二首作る。
作る時はみんな真剣。

今日のお花見吟行では、あと二日分くらい日記にできそうなほど
いろんなことを考えたので、明日も明後日もきっと今日の話。

常磐線の中で考えた歌と、その場で考えた歌とを発表した。

 姉の背をぬく妹の勢いで葉は繁りゆく卯月の桜(市屋千鶴)

 散りてなお若葉ときそいあうように桜花(はな)のなごりはあか色を増す
                           (市屋千鶴)

一首目は「妹の猛攻」、二首目は「姉の逆襲」といったところか。
小学校に入る前に、姉の身長に追い付いてしまったわたし。
五年生で中学三年の姉を追い越したわたし。
そんな自分と散り始めた桜の若葉とを結び付けていた。

二首目は、間近で桜を見ていて、改めて感じたことだった。
花が散ってしまうと、桜蕊の赤い色が目立ってきて、葉の緑に負
けないくらいに見える。
すっかりと大人になってからの姉の逆襲のようだった。

どちらも、手直しした方がいい点はあるのだけれどね。

 高台の更に空へとのびるものに空の青さは手招きをする(市屋千鶴)


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