心の呟き
時乃流

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 記憶…

そもそも彼女を不安定な存在にしてしまったのは『記憶』である。
ここではないどこか別の世界の記憶、それを僕は幾つも持っている。
彼女とは別の世界で出会っていた。
この世界で出会った時、彼女はその世界の『記憶』を忘れていた。
なんとも言えない懐かしさを覚えた僕は『記憶』の中にあった名前で彼女を呼ぼうとしたが、その場では止めておいた。その後、電話で話す機会を得、その時に彼女の名を呼んでみた。それがキッカケで彼女はその世界で過ごした記憶を思い出してしまった。そして彼女は僕に泣きながら必死に謝り続けた。
「お兄ちゃんは何にも悪くないの、私が悪いの」と。
別の世界の僕は、彼女が目の前で生き絶えるのを助けることが出来なかった。
その事について謝っていたのだ。
そして彼女の存在は不安定になっっていった。

以前の日記で多重人格と表記していたが、それは正確ではない。
実際のところ、彼女たちは一つの器(身体)に複数の魂が同居している状態なのだ。
だからここで書いている『存在』というのは『魂』を指している。
この先の日記では自分の体験してきた神霊関係のトラブルも記していこう。
彼女との関わりも、神霊関係のトラブルが発端なのだから……。

2002年02月25日(月)
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