2005年12月12日(月)  アニメ「戦闘妖精雪風」5巻

ついに、3年越しで完結。
ここまで時間かかるとは思わなかった!
そんなんだから、4の内容うろ覚え。
5巻通して見ないと意味わからんな。
この作品キャラ萌えより、飛行機萌えなので、今回はほぼ戦闘シーンで◎。

初っぱなから、旧雪風機体にミサイルぶっ放してるところで始まる。
私は旧雪風の方が好きです。もったいないことしないで、深井さん。
でも、ジャムはなんでそう執拗に雪風を追い回すのだろう。
確かに、こいつの頭はスーパーコンピューターなんて言葉では間に合わない位、高性能だがな。
ダミーの人間を作り出してジャム人間に攻撃させるのがすごい。
それを全部ひとりでやっているんだから、あんた、FAFのコンピューターが泣くよ。

オリジナルの終わり方を選んだ今作品。
ジャムとの戦いは、地球への脱却というカタチで締めくくられる。
しかしながら、ジャムの本当の敵は「雪風+深井零」だったわけで、それをジャムは追い続ける。
最後の最後は、全勢力をもって逃げるFAFを追っかける。
最終局面に達すると、青緑の綺麗なフェアリーの空がガラガラと崩れだし、暗黒面に…。
なんだかいかにも「ボスキャラ出てくるよ」って雰囲気だったなぁ。

今回は飛行機だらけで良い感じ。終始ウハウハしてました。
当初はジャム人間を掃除するため、雪風のみの単体戦闘。
ていうか、搭乗者なしの勝手気ままな戦闘。
…この方が好き勝手動けていいんじゃないですか?
中身に深井が入っていると、機動が制限されると思うんだが。
最後の戦いは、雪風+深井が「複合生命体」ってフォス大尉が言ってたけど、それでなきゃダメなのか。

そんで、FAFの人間を乗せて退避するバンシーを守る防戦がラストフライト。
電子戦機とか、超小型ジャムが出てくる。
電子戦はあり得るけど、超小型は…ちょっとなぁ。
なんでもござれかよ〜、と突っ込みたくなる。
無人戦闘機はジャミング受けて友軍狙撃しやがる。
そうだよなぁ、こういうこともあり得るんだなぁと関心した。
超小型ジャムは、波の様にぶつかってくる。無敵じゃん、こいつ。
雪風が出撃時、NIGHTっつう3機編隊の無人機を引き連れるのだが、深井&雪風はさながらお姫様…?
あ、そうか、メイヴは妖精の女王様だから丁度良いのか!
周りに騎士を引き連れて、戦地へ繰り出す女王様。
ははぁ、なるほどな〜。そう考えるとおもしろいわ。

今までの飛行機がほとんど出きったかな。
いやぁ、どっかからあんな大編隊で襲ってこないかなぁ(どこの国がそんな航空戦力もってんだよ)
そんで、日本国内の戦闘機総出で空中戦やらないかなぁ(無理だよ、パイロットがいねぇよ)
空母とか無いからキツイか。そうだよな。
燃料も外部依存だから、キツイよね。
アラブ諸国にそっぽ向かれたら戦争出来ないもんね、日本は。

あと、今まで戦況には感知しなかった特殊戦の人々が、人間味を帯びていた。
他の戦隊を助けたりして「地球帰ったら1杯やろうぜ!」とか…。
なんだか、泣けてきた。原作ではとんでもない困った人格破綻者ばかりだった気がすんだが…。
死ぬか生きるかの瀬戸際だからなぁ。人間変わるんだろうな。

これは空中戦ではなかったけど、人間に化けてたジャムが狩られるシーンが一番残酷だったなぁ。
武装した人が、ジャムを銃殺…。銃を向けられても恐怖すら示さぬコピー人間。
血と共に、怪しい粘液が。ちょっとのシーンでしたが、怖い怖い。
そういえば、ロンバート大佐も、手を撃った時点で、ジャムの組織液が流れ出た。移植されたのか?
この人、最後には雪風通して通信してきた(最後報告を上げた)が、実際は、ジャム人間に対してのFAF側のスパイだったのか、それともやっぱり、ジャムに憧れた非人間だったのか?
上司の情報部のお偉いさんは、ロンバート大佐のことを最後まで持ち上げてた様な気がするし。
でも、彼がここまで暴動を起こさなければ(ジャム人間使って、FAF内部暴動)最終局面にならなかたんだろうよ。
まだ、続いたんだろうよ、雪風シリーズは。

実際、最後は放っておいてもブッカーと零がラブラブで…(というか、ブッカーひたすら片思い)
こりゃぁ、腐女子の皆様が飛びつくなぁと思った。
なんかもう、待機室(?)の暗がりで出撃を引き留める少佐が痛いの何のって。
腐女子から見ても、「ごちそうさまです」と消化不良起こしそうな位、公式設定なんですが…。
あ、でも、しつこく言いますが、私、この作品に関しましては、ひたすら、そう、ただ頑なに「飛行機萌え」ですので!!
いかにも〜的な、カップリングだからね、この2人は!!
(原作はてんでそんな素振りがないことを表記します)
「必ず帰って来いよぉぉおぉ〜〜〜」というブッカーの叫びが…もう、ね、痛たたた。
飛行機萌えがなかったら、転ぶかもしれないが、私の目的は飛行機だから(しつこい)
ちなみに、原作では、フォス大尉がその台詞を言う。
…やっぱ、所々腐女子向けに細工してあるな…。


3機のNIGHTS+雪風のラストフライトは、ブルーインパルスのアクロを思い出させる。
いやぁぁぁ、かぁぁぁぁっこいいいいい!!!コークスクリューだよ!(多分)
「帰ってこいよ」というブッカーの思いは伝わったのか、深井中尉はうなずき、ジャムへ突撃。
はい、これにて熱い空中戦はお終い。
地球に戻ったブッカーは、丘の上でブーメランを投げながら、リンに零が戻ってこなかった、と伝える。
車で去るリン、バックミラーでブッカーを見たら、零が…。
振り返ると居ない。ブッカーがこちらを気づき、手を振る。
そこで、ムッシュかまやつの主題歌流れる。


しかし、もうちょっと続いて欲しかったなぁ。
初回の「雪風ターン」みたいな衝撃は薄れたし。
飛んでるだけでかっこいいけど、もうちょっとひねりが欲しかったなぁ。
…あぁ、でも余りにもおかしい機動したらマニアがうるさいか。
私は恰好だけ見てればそれで満足だから、どんどんアクロバティックでかまわないがな。
この作品…深井零が格好いいんじゃなくて、ブッカーが格好いいんじゃなくて、一番格好いいのは雪風だっつうの!(しかも、スーパーシルフのね!)
いずれはコレクションにくわえたい、そんな作品であります。
飛行機萌え〜。

余談。
うちの職場、取材協力してたんだが、いつ来たのだろう。
そして、何を取材したんだろう。GAGだけとか?ミッション風景?
あぁ、GONZOの人を見たかった…(笑)
なんにせよ、自分の知ってる知識が出るのはうれしいもんだね。




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