三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

悲しみ・・・
2002年10月17日(木)
私の本は、医療告発をする本ではありません。
「こんな経験してても、前向いて歩いて行こうとしています。
一緒に前向いて歩いて行きませんか?生きる事にどん欲になってみませんか?
頑張って生きて行きましょう」
これだけ伝わったら良いのですが、医療事故の事ばかりが前に出て行きます。
HPにある原稿だけで、内容を理解したつもりになって欲しくない。
HPにある原稿で、綾姫さんのHPを見てと言って欲しくない。

私には著作権と言うものがあり、出版社には出版権と言うものがある。
著作権と出版権のぎりぎりの所で、公開出来る原稿を公開しているだけであって、
私のHPにある原稿は、後半の一部分です。前半は無いに等しいのです。

こんな過去があって、私は生きている。
人を信じる事で、一つの出会いで、私は生きている。
今、生きる事を諦めたい人に、読んで貰いたい本であって、
医療事故の部分を読んで、本の全貌も見ていない人に、見たように話して欲しくない。

医療告発本とは何処にも書いて居ない。
医療告発本にするなら、病院名も医師名も出しています。
なのに、HPにある原稿だけで、本を読んだ気持ちになって、
語っている人がいる。ほんと、やめて貰いたい。

私の言いたい事、私の血・涙・悲しみ・怒り・そして愛。
それらはHPにある原稿には何処にも書いていません。

三崎綾と言う一人の人生の本を、医療事故で片づけて欲しくない。
三崎綾と言う、今生きている人間を勝手に作って欲しくない。
綾ちゃんと呼んでくれて、必死で私を支えてくれた仲間に、
愛を教えてくれた彼に何て言えば良いの?
何の為に、辛い悲しい思いをして書いたのか、解らなくなって来た。
これが、物書きの運命なら、そんな運命要らない。

私の本は、医療告発の本ではありません。
医療告発だけを語らないで。医療告発だけを語るなら、私の名前を出さないで。
HPの原稿だけで、私の気持ちを解ったつもりにならないで。

最近、友達になった人が教えてくれた。
作品は前に出て一人で歩いて行くと。その通りだと痛感した。
なんか情けないよ。哀しいよ。泣けてくるよ。