朝、テレビで、日本の未来についてケンケン話をしている人たちがいた。 難しい話は、一生懸命聞いていても、姫の耳に念仏で素通りしてしまう。 困ったことです。だから教養が足りないといわれるぅ(^^;
でも、一つだけ気になったこと。 ある女性が熱く語っている。たしか、政治家さんで国会議員さんだよね? 語尾がほとんど関西弁。 熱くなって…・・・ではなく、彼女は、明らかに関西弁の歯切れのよさを利用しているようだ。 詩の世界や物語・ドラマで、方言は温かく雰囲気を出すのに快い言葉だ。 お笑い会から関西弁がなくなったら、さびしいに違いない。 維新の時代、西郷さんが薩摩言葉の「……ごわす」を使わないとしたら、その時代のドラマはさみしいかも知れない。
だが、日本の国策を訴えるのに、一部地域の言葉を多用するのはおかしくはないか? 一部地方の支援団体の利益を守るために出てきた政治家ならやむを得ないが。 真面目に政策を語ろうと思えば、出きるだけ国民が一番多く使う標準語で話すのが、一番よく正確に伝わるものではなかろうか? それとも彼女は、関西弁こそが日本の標準語であるべきで、これが一番わかりやすい言葉だと思っているのだろうか? 私は、残念ながら、関西弁を学校では習ってきていない。
自分の言う事を理解してほしいと思うなら、聞いている人の立場になって話をするのが、思いやりだと私は思う。 だから、海外旅行に行ったりしたら、わからないのに「アリガトウ」とか言われると、歩み寄ってもらえた気がしてうれしい。 ロシア人らしい人に、「スパシーバ」といったら、しかめっ面が笑顔になった。 誰に対してお話しているのか? 誰にわかってもらいたいのか? 幼稚園児に理解させようとして、難解な言葉を羅列する人はいない。
関西弁しか話せないなら仕方がない。 もちろん、最近はテレビでも関西弁をよく聞くから、幼稚園児よりは理解できる。 しかし、まさか国会議員とあろうものが、関西弁しか話せないはずはない。 あえて自分の「おくに言葉」で国策を語る彼女の傲慢さが鼻についてしまった。 そう思うと、政策さえも傲慢でわがまま勝手で、単に今を攻撃したいだけのものに思えてきてしまう。先入観は恐ろしい。
そんなふうに語っちゃうのは、単になんだか気に食わない感じの人だぁ・・・・・・ と、思っちゃったことに対しての、屁理屈かも知れないけれどね。(^^;
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