本日の感想文。

2002年02月26日(火) 人とは違う私の特徴

生まれつき特殊な才能がある人とか、由緒ある生まれの人とか、ファンタジーの主人公はそういう人が多い。
でも、残念ながら現実の世界では、ある日突然美形の騎士が現れて
「あなたは失われた由緒ある王国の姫君だ」
などということはない。
私はごく普通のオバさんで、美形の騎士も王子様にも会えそうにない。

が、私は本当に平凡なのか? 何か人と違ったところはないのか?
などと思い、探してみたりする。なかなか美形の騎士にあう夢は捨てられないらしい。
残念ながら、銀髪でも銀目でもない。額に星が埋まってはいない。体中探しても、ルーン文字の痕跡はない。親と生き写しでは、捨てられた王家の姫の可能性も薄い。

そうだ……。裸眼で視力が左右1.5だ。現代人でここまで視力がいい人は珍しい。これは、ファンタジーの住人である証拠にはならないだろうか?
だが、ダンナも同じく1.5だった。理系人を名乗り、一切の不思議事を否定するダンナと同じでは……。(−−;

そうだ……。小足であった。22cmで、しかもハサミで切ったように、指の長さが揃っている。珍しいとまでもいえないが、少し変わっていないだろうか?
だが、ダンナの足はもっと変わっている。なんと、中指が非常に長く、まるで妖怪変化かゴブリンなのだ。靴に引っかかるため、彼は中指を常に折り曲げている。もちろん、靴下の穴は、親指ではなく中指のあたりにできる。
ダンナのほうがよっぽどファンタジーの住人らしい足なのだ。

困った……。やっぱり私はファンタジー世界らしい特徴がないのだろうか?
あ、そうだ……。指紋。
私の指は、やっぱりハサミで切ったように短く丸っこい。指先を見ると、すべての指紋が美しく渦を巻いている。
人の指紋には、渦巻きになっているものと流れているものがあるらしい。
すべての指が、渦を巻いているのは結構珍しいそうだ。
どうだ! 参ったか!

これで、ある日突然「あなたは珍しい相をお持ちじゃ……」とか言われて、ファンタジーの世界へ旅立っても不思議はない。
でも待てよ……。足の指の指紋は、流れている。
これじゃあ、ファンタジー界へは足止めね。
仕方がない。この世で楽しく生きていきましょうか……。


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