2002年02月27日(水) |
心に残るあの言葉…… |
すべてをまねると盗作だけど、姫は時々、気に入った言い回しをまねることもある。それが、はい??? って思うくらい突飛な部分。全然違うんですけれど。
たとえば……。最近アップした「化け猫」 「……おさびしくはありませんか?」 実はこれ、私の記憶が正しければ、山岸涼子の名作「日出処の天子」でエミシ(漢字出ない!)が厩戸皇子に語った言葉。返事がたしか「おさびしくなどないわ」
国語の教科書の中で志賀直哉が「原因は知れた」(だったかな?)しれてないってば! なんだっていうんだ! 私にはいまだに謎だ。 先生がうっとりと「志賀直哉の文章は名文だ。短くて無駄がない」といったのを覚えている。
デジャ・ブー……。詩とメルヘン大賞をとった青木景子さんの詩にある言葉。 この言葉を使うと、自分の中では「想いは弓なりにはりつめてゆく」
東の野にかげろひのたつみえて…… 自作・エーデムI 最終章にて 明るさを増す東に向かって,月を背に,フロルとギルティはイズーを目指した。
キルケゴール「あれかこれか」 自作・エーデムII セルディ曰く、 あれもこれも望むのは、恵まれた者の悪い癖だ。 あれか? これか? どちらかを選ぶしかない場合がほとんどだ。 迷えば君は、何も手に入らない……
萩尾望都の「リデル・森の中」 ポーの一族の小編だが、しらずに読んで文面をほとんど覚えていて、あとで単行本で読んで、自分でも驚いた。
自作・森の人々 ニコル曰く 私は,聞きたくないといったはずです。 私は,あなたの過去には触れたくはない。 あなたも……私の過去には触れない。それが一番いいことです。 ……えっと、これは…… あ、これは……たしか…付き合いはじめてはじめての喧嘩で…… 過去のこと、過去のこと、触れないのが一番……秘密、秘密。(^^)
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