カタルシス
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2002年08月17日(土)  自転車新調♪ 

愛用してきた自転車にガタが来ていた。

具体的に挙げると劣化したタイヤの溝はすり減り、中のチューブにもパンク癖がついていた。車輪の正円を保つためのワイヤーは前後とも2〜3本が折れていて微妙な歪みが出始めている。樹脂製のブレーキレバーは左右とも半分くらいのところで折れ、サドルには亀裂が高じてできた穴が中のスポンジ部分を見え隠れさせている。

瀕死の状態であると言えよう。

昨晩本家で折込チラシを見ながら 自転車の買い換えを考えていた。もちろん修理も一度考えたが、状態からすれば車輪は2個とも全取り替えになるだろう。サドルの穴はパテ等で埋めるとして、ブレーキレバーだってかけらがあっても接着するのは無理がある。これも取り替えが通常の対処だと思う。そこでまず車輪の価格を調べたところ、1個3000円が相場だった。
2個で6000円。

1万円もあれば具合の良い自転車が買えてしまう昨今、車輪の取り替えだけで6000円もかかるとは ふざけた話ではないか。この上にブレーキのレバーやサドルの修復を加えたら… 言わずもがな、と言ったところだろう。
今使っているものは決して特別な品ではない。形は普通のご家庭用タイプだし、何かの記念に買ったとか戴いたとかでも ない。新品を買った方が早いと思っても仕方のないことだった。

丁度お盆のセールで何店か自転車を扱っている店があったので、この休み中に都合してしまおうと思った。
特別高いものはいらない。ギアがついていても大して使わないし、むしろ変に高価なものを買うと維持や管理に手間がかかるというものだ。現に今の自転車がこんなにまでボロボロになったのは 屋根も仕切もない公共の自転車置き場に毎日置いているからで、倒されたり詰められたりしているうちにワイヤーやレバーは折れ 風雨に晒されて劣化が進んだ。その上、品が良いと盗難に遭う率が上がる。妹などはこれまでに3回も盗難に遭っていて、うち2回はサドルのみを盗まれた。本人は「嫌がらせだ!ストーカーだ!」と怒っていたが、一台まるまる盗まれないでも、そういう被害に遭うかも知れない訳だ。

盗難防止の対策は取るとしても遭ってしまう時は遭ってしまうだろうし、同じ遭うなら被害は安い方が気落ちが少ないな、と。
小市民はそんなことまで計算に入れる。

本日の家族の予定を聞けば妹も父母もヒマにまかせている様だったので、昼食をおごると言って車を出してもらった。行きつけの寿司屋で日頃のご恩返しをしつつ自転車の話をすると、何の問題もなく買い物がてらのドライブに突入した。

普段はあまり行かない距離にあるスーパーマーケットまで行って父と2人で炎天下の自転車売場を吟味。その間母は夕飯用の食材を探しに地下の売場へと消え、妹は携帯電話の見本を真剣になって見比べていた。
30分ほどして店員を呼び、一台の自転車を購入。額にして9500円。金額から察せられる通り何の機能もないただの自転車であったが、27インチという条件はハズさなかった。
古い自転車を1000円で引き取ってもらったので実質的な出費は10500円となったが、それでも高い買い物ではない。2万 3万といった自転車を眺めながら、そんなに違いがあるものかな?と小首をかしげながら 店を後にした。

スッキリ新調 マイ・バイセクル♪


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