カタルシス
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敬老の日の振替休日で3連休♪ …なのに雨!(鬱)
今日は渋谷のBOXXでN.U.がインターネット番組の無料公開収録をするってんで、活動の拠点が横浜な彼らを都内で しかも無料で見られるチャンス!と思い、15時からの公録に妹を道連れに選び出掛けることにした。
一昨日の土曜『王様のブランチ』で見た渋谷の人気店に行ってみようって話になり、昼を目指して渋谷へ着くも予想以上の人出で… 雨だから少しは出足が鈍るかと思ったのだが、まるきりハズレてしまった。当然TVで紹介されたばかりの店は長蛇の列で、我々が狙っていた毎日限定20食という中華点心のランチセットは連休のキャンペーンで50食用意されていたにも関わらず、正午の段階で予定数を完売してしまっていた。 あららん、今更半端な店に並ぶ気はないし、どうしましょうかね…と考えていたところ妹から 「サムラート行こう」との提案を受けた。
What is サムラート
それはチェーン展開している印度カレーの店のこと。私が通っていた専門学校が原宿・渋谷間にあり(今だとAXの向かいくらいの場所)午前授業の時によく通っていた店がこの『サムラート』なのである。実際に通っていた店舗は小さな雑居ビルの6Fに隠れ家のようにしてあった。駅からセンター街を抜け、スペイン坂を目指して角を曲がると見える場所にもっと広い店舗があったのだが、そこは平日のランチサービスがなかったので学校帰りに通っていたのは決まって“隠れ家”の方だった。 今ではその小さな店舗はなくなり、代わりに大きな店の方でランチを扱うようになっている。それも、当時にはなかった“ライス&ナンお替わり自由”付き。弟を連れて行ったこともあったが、食べ盛りの彼はその後よく友人を誘って行っているようだ。夕方4時までランチタイムなのもオイシイポイントのひとつ☆
妹と二人、雨のセンター街を分け入りそのカレー屋を訪ねると大した混雑もなく、かといって閑散ともしていない頃合い加減の客の入り様にホッと一息。エキゾチカルな音楽が流れる店内は薄暗いものの重い雰囲気ではなく、流暢な日本語を操る外つ国の店員が 大げさなまでの笑顔で注文を取りに来るのだ。
学校に通っていた時分にこの店のことを『ラッシャイマッセー』と呼んでいたことを思い出した。 使用例を挙げるならば「今日の昼は『ラッシャイマッセー』にしよう」「『ラッシャイマッセー』のカレーが食べたいな〜」等々。店に入った途端にかけられる声を真似ただけのことなのだが、舌足らずな感じと微妙なリズム感がその頃はマイブームだったのである。
最近では店員も言葉が堪能になり、以前のような“ぎこちない日本語”を話す人がいなくなった。ちゃんと言葉が聞き取れて助かる半面、なんだか面白味が減ってしまったような気がして残念にも思う。まぁ、そんなこと店側にしてみたら入らぬ味なのかも知れないけどね。(苦笑)
この店チェーン展開しているので渋谷の他に新宿・吉祥寺・六本木などにも店がある。私は渋谷・新宿へしか行ったことがないが、店の雰囲気もカレーの味も統一されているので、他の2店舗もそれほど大差がないと思われる。もし、いつか訪れるような機会に恵まれたら、ぜひ一度お試し召されい☆ 好みにもよるけれど、チェーンにしてはなかなかイケてると思う。
時間を見計らって会場の『渋谷BOXX』を目指し移動を開始。 雨の中公園通りを上り、渋谷公会堂を過ぎ、NHKの前まで来た。実はBOXXへ来るのは今回が初めてで、場所が解らないのでネット検索をかけてみたが、建って間もない所為か所在地の解るサイトが見つからなかった。困った私はN.U.に宛ててメールで聞いてみたが、返信が得られぬまま今日に至ってしまった。忙しいのかも知れないしなぁ… という訳で、結局ハッキリ解らないまま「だいたいこの辺」という大まかな認識でBOXXを探すことになったのだった。
さて。NHKの前には“ネスカフェ”のロゴを頂いた建物がある。向こう奥にはAXがあるので、この間辺りにあるのだろうと思い、駐車場から敷地内に入ってネスカフェの建物の裏へ回ったが、
ない。
あれ?この辺にあると思ったんだけどな… 雨の中付き合わせた妹がいるので、ちょっとバツが悪い。しかし、見つからないものは見つからないので、仕方なくそのまま大回りにぐるりと一周したら代々木体育館に出てしまった。
おーい…
それらしき建物なんて何もなかったぞー… もしかして全然この辺じゃなかったのか??? イヤ〜な予感が頭を過ぎる。 再びNHKの前の通りに戻ると、首を捻りながら元来た場所まで歩いてみた。すると、
「あッ!」
一番初めに目に付いた“ネスカフェ”の建物の裏側に“BOXX”の文字を発見! 「ああ?!ここかよッ!」 思わず三村ツッコミ。 っつーか、公園通り側にも書けッ 人は大概こっちから来るだろうが! ブーブー文句を言いながら階段を上ったらN.U.のファンと思われる人が数人、既に列の形を成していた。
今日の公開収録は『音市』というブロードバンド配信の音楽番組の収録で、1時間のうちの半分がライブ、半分がパーソナリティとのトークという形のものらしい。BOXXは入ってみると外観から想像していたよりも狭い感じがしたが、TVの放送に使われているのを何度か見たことがあったので、そのための機材を充実させて“ライブ”よりも“収録”を意識したハコなんだろうな、と察せられる。 この日はN.U.だけでなく、全部で5組ほどのアーティストが入れ替わりに続けて収録をするようで、トップバッターであるN.U.はきっちり時間通りの登場となった。
まずはライブ。 シャツにジーンズといったいつも通りの“普段着”な出で立ちで現れたN.U.は、これまたいつも通りのアコギ2本でお馴染みの楽曲を5曲演奏した。間間に関西出身らしい軽快なMCを挟んで、絵に描いたような『爽やか好青年』ぶりを発揮している。 妹と2人で壁に寄りかかりながら見ていたら「もっと前に行ってもいいよ」と妹に言われた。しかし、普段でもあまり前の方へは行かずに聴いているので「ここで充分」と返した。後ろでも端でも障害物さえなければ良い。今回に至っては小さいこのハコに数えられる人数しか客が入っていないのだから、どこにいたって高めのステージにいる彼らの姿は余裕で見えた。それに正直なところコアなファンの中に入っていくのに抵抗があったので、自分からはその集団に近寄らないようにしている。 別に嫌なことされたとかではないが、ちょっと皆さまのテンションが高す過ぎてオバちゃんついてけへんわ… 状態になってしまうもんでね。(苦笑)
ライブが終わったら次はトークを30分。 ステージの真向かいに簡単なセットが組まれていて、パーソナリティはライブ中からずっとそこに座って司会進行をしていた。その隣にN.U.が並んで腰掛ける。ファン後ろに向き直りその場に体育座りするので離れて見ていた我々と他数人の客も慌ててその場にしゃがみ体勢(苦笑) 別に私らが立ってても後ろには誰もいないから良かったんだけど、立ってると目立っちゃうもんで、みんなしゃがんだという訳サ…
それから30分きっちり喋ってN.U.は退場。後半何分かは次のアーティストを見に来た人が入り始めて、トークの終了と共に露骨に客の入れ替わりが起きた。 「この後も素敵なアーティストが出演しますので良かったら観覧してって下さ〜い」というスタッフの声にコソコソしながら会場を抜けて来る。私一人ならまだしも、妹付き合わせている訳だから これ以上の長居は無用だろう。
外は小降りになったものの傘を差さずに歩けるほどではなく、残暑をはらんだ空気が鬱陶しく取り巻いている。今年の秋雨はまるで梅雨のような重々しさだなぁ…と、暑がりの私は舌打ちをした。 「なかなか良かったよ今の人達」 帰りの道中に聞いた妹の感想にちょっぴり気分が良くなった。彼らの年齢を聞かれるが、HP等にプロフィールがなかったのでよく解らない。でも、楽曲の雰囲気や見てくれの様子から察するに 私と同じくらいか、もしくは下かな?と応えると、私と4つ離れている妹は「私もそんのくらいに見えた」と言った。自分とお姉ちゃんの間くらいだろう、と。そして予想通りの感想を付け加えた。 「爽やかだったねぇ」 まー、それがウリっぽいしな。良いんじゃん、好感が持てて(苦笑)楽曲の雰囲気が一貫されているのは彼らの個性だから良いんだろうけれど、実はそこが気になるっちゃあ気になる部分でもあって…。ぶっちゃけた話統一され過ぎている感がある。 識別できるパターンとしては『軽快な楽曲に清々しい詞』『しっとりしたメロディに切ない詞』の2種のみなので、ライブの時間が長い時ほど もうちょっと違うパターンがあったら引き締まるのになぁ。なんて。
コブクロもブルームも一応、基本の彼ら節の他に何パターンかの作風を持っている。割合は8:2程度、いやもう9:1くらいかも知れないが「え、こんな曲も書くの?」と思わせる作品がある。失敗しているか成功しているかはまた別の話とするが、とにかくそこには“幅”が存在するのだ。
「…でも、どの歌もみんな似たような感じだった」 ほらね、言われた。 しかし、我が妹ながら鋭いトコロを突いてくる子だ。たった1回、5曲程度を聴いただけでそう思うとは…。ついでにこの子はこうも言う 「『BLUEZIE!?』、『INFIX』、『Bluem of Youth』、『スプリングベル』、『N.U.』と段々良くなってるね」 「…?!」 そ、それは一体どういう意味を含んでいるのか?!
「売れそうな可能性が上がってきてる」 「!!!」 コイツーッ!言いやがったなぁぁッ! 解っていても敢えて考えないようにしていたことを…
末怖ロシキ妹君カナ
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