カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2002年11月16日(土)  映画の常識 

妹が借りてきたビデオで『ノッティングヒルの恋人』を観る。
タイトルの通り、英国ノッティングヒルが舞台のラブストーリーだ。

主人公は旅行専門の本屋を経営する冴えない英国青年ウィリアム(ヒュー・グラント)。そのマニアックな冴えない書店を何故か訪れるハリウッド女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)。店内でお互いを意識しつつも ただ本を買い何事もなく店を出て行くアナの姿を溜息混じりに見送るウィリアム…
冒頭のシーンはこんな感じ。

うーん、このくらいの偶然ならなくもないかな なんて思っているところに、ジュースを買いに出たウィリアムが街角でぶつかり手にしていたオレンジジュースを豪快に引っかけた相手が 何故かアナ。
ううーん、このくらいも映画ならありかな(苦笑)偶然に頼り過ぎだとは思うけどね。

自宅が近いからと着替えを進めるウィリアムに何故かついていくアナ。
映画だから仕方ないけど これはまず有り得ねーだろーよハリウッド女優さん!そもそも付き人一人連れていないところからしておかしい話なんだし。
…いやいや、映画だからね 映画。

麗しの映画女優を自宅に招き入れることに成功したというのに、半パニのウィリアムは全くもってどうでも良いようなくだらない話しかできず さっさと着替えを済ませたアナをまたもや頼りな気に見送った玄関で、自分の不甲斐なさを嘆いているとジリリと呼び鈴が。
「本を忘れたわ」
とアナ再登場。慌てて奥から彼女の荷物を取ってきたウィリアムに 何故かキスする女優アナ。

なんでやねん?!

すっげー唐突なんですけど!
何が どこが どうなってキスになるんじゃ!
今までのシーンでアナがウィリアムに惹かれる要素なんてありましたか?!

こーれはー… 無理あり過ぎでしょーがよー(^^;)

その後はまぁ普通な感じで。段々見えてくる彼の人柄に安らぎを感じ始めるスター女優といった展開。この辺の流れは一応解らなくもない雰囲気なんだけれど、何にしたって一番初めのキスだけは 訳が解らないまま、置き去り状態で最後までいってしまった(苦笑)

それでも、この手の作品にしては珍しく ハッピーエンド後の2人が最後までしっかり描かれていて
「はいはい良かったねー 良かった良かった」
と軽く手を叩いてあげたくなるような安定感? 何か私エルヴィス・コステロに惑わされているのかも知れないわ…(--;)



堤慎一と松嶋奈々子のTVドラマ『やまとなでしこ』も最後こんな感じだったよね。
結構嫌いじゃないらしい その後の2人を描ききる手法(苦笑)


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL