カタルシス
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2002年12月20日(金)  挑戦☆タイムトライアル! 

劇団☆新感線のチケットを押さえていた日だったのに残業で退社が少し遅れてしまった。
ただでさえ開演時間ギリギリだったのに、これじゃ移動の時間がない!どうする私?!

「赤坂ACTシアターまで、できる限り急いでもらえますか!」

職場の最寄り駅である信濃町から電車を使って赤坂へ出るには、乗り換え乗り換えで移動にかなりのロスが出る。どう計算しても開演には間に合わないのだ。
だから駅まで走った私は改札ではなくタクシー乗り場へ直行した。

「ACTシアターってどこですかね?」
車を走らせながら運転手が嫌な質問をしてくれた。おいおい、結構利用頻度高そうな場所なのに知らないのかよオッサン(涙)

「どこって… TBSの裏手です!千代田線の赤坂駅は解りますか?」
泣きたい気分だった。
オッサン頑張ってくれ、アンタの腕に私の演劇鑑賞がかかってるんだ!
このチケット取るのにどれだけ手間を取ったかなんて思い出したくもない。

やや緊張感に欠ける運転手だったがTBSは解ったらしく、それならこっちの道が近いから…と裏道へと入り込む。
ほ、本当に大丈夫か?信じていいんか??(汗)
細い道と曲がり角の連続に体を左右に揺さぶられながら、見慣れた道に出てくれるのを今か今かと待ち侘びた。

「お客さ〜ん、この辺じゃないですかね〜?」
「……へ。」
大きな通りに出た途端 渋滞にハマって動かなくなったタクシー。窓に寄って上方を見上げるとTBS社屋の“ビックハット”が目に飛び込んだ。

「あ、本当だこの辺!」
と方向を確認してACTシアターを探す。
慣れない方向からのアプローチというのは自分のいる地点がハッキリしない分 建物の位置関係を混濁するものだ。目に見えているTBSの位置から割り出した方向をじっと見つめるとACTシアターの建物が目視できた。

「あった!」
運転手に指差して知らせると、のんびりした口調で
「あそこだったらお客さん、こっから歩いた方が早く着きますよ。」

確かに。
タクシーはさっきから全然前に進まぬ渋滞にハマっていた。

「じゃあここで降ります」
「はいはい、降りる時気をつけて下さいねぇ」
信濃町で乗り込んでから11分しか経っていない。開演には余裕で間に合うタイミングな上、料金も1680円で済んでしまった。

…信濃町〜赤坂ってこんなに近いの?(汗)

何だかよく解らないけれど、とにかく助かったので運転手によくよくお礼を言って車を離れる。
実際ACTシアターまでは車に乗っているより早く辿り着けた。

てっきり先に入っていると思っていた友人とは会場前の階段で合流でき、揃って席に着く。
例によってキャンセル待ちでGETしたチケットだから一番端の2席だったが、それでも取れなかった時の悔しさを思えばずっと良い。
端だからといって死角がある訳ではないし、舞台まで少々距離があるというだけのものだ。オペラグラスを用意していれば、その辺も何とかカバーできるし。

まぁ良し、まぁ良し。

今回は客演に元光GENJIの佐藤敦啓と奥菜恵がいてコミカル度の高い話だった。タイトルは『七芒星』
何となく中華な感じで?時代物っぽい感じ? 普通に面白かったけど、いつもよりひねりがなくて ちょっと残念。
でも久々の生・古田新太だったから、来た甲斐は感じられた。

まぁ良し、まぁ良し。


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