カタルシス
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2003年02月16日(日)  白い日常 

雨の中、気を取り直して池袋までランチに出掛ける。
友達と3人で『つばめグリル』のハンバーグを食べに行こうと前々からの約束だった。
ちなみにどちらも歴史つながり!

昼に集まってメトロポリタンのレストラン街にある『つばめグリル』でお食事。何だって唐突に『つばめグリル』なのかというと、V6がやってる美味しい店紹介の番組でハンバーグの1位を獲得したのを見ていた友達が、「食べてみたい!」と強く誘って来たのが今日の会食のきっかけだった。

そんな訳だったので、3人揃ってその「1位」のメニューを注文し、待つこと数十分(結構長かった)ホイルの乗った鉄板皿が運ばれてきた。

おおー、包み焼きなのか。
ホイルを割って中を覗くと、ハンバーグと付け合わせのポテトがデミグラスソースに埋もれるようにしてグツグツしている。あらあら、確かにこれは美味しそうね。包み焼きだったのでハンバーグはジューシーなまま中まで熱々。プレートも鉄板だから保温体勢は万全の感である。冬の寒い中に食べるにはもってこいのメニューだv

店特製のデミグラスソースは赤ワインの風味がして、ごろんと塊のようなフォルムのハンバーグとの相性が良く美味だったし、ボリュームもかなりのもの。むしろ女性にはちょっと多めなくらいの重量感で、当初食べる気満々だったデザートは断念した(苦笑)

完食しての感想。
確かに美味しかったけど、「1位」ってほどの衝撃はなかったように思う。味は良かったけれどちょい濃いめで後半キツく感じたのは、個人的な好みの問題か? あとはやっぱり結構な量なので、お腹が減ってる時や男性同伴で行くのがベストかと。それから、単品で1,100円ってちょっと高めな気がした(貧乏くさ!)

その後、西武の中にあったデリでお茶だけ頼んでダラっと歓談。
私がちょっとミーハー心を出してかった映画雑誌の表紙がたまたま『ロード・オブ・ザ・リング』で、この二作目を観てきたばかりの友達が我々に熱弁を奮い始めたのがきっかけで映画話に突入。私はさほど映画に固執するものがなかったので聞き手にまわって2人の話を面白がる。

もう一人の方は只今ジョニー・デップが大フィーバー中らしく、レンタルラッシュが起こっているという。何故今更デップなのか解らなかったが、私も割合好きな方の俳優だったので観たことのある数作品のネタで話をつなげた。

ふと、さっきの雑誌をめくっていた友達の手が止まったので、何かと思い誌面を覗くと グッズやバックナンバーの通信販売のページに見入っている様子。
「何か欲しいの?」と尋ねれば
「ジョニー。」と友達(苦笑)

結局その子の通販のために、買った雑誌を貸すことになった。

夕方、あまり遅くなる前に帰るつもりだったので17時を目安に席を立つ。と、何気に目をやった大きなガラスの向こう側、見えていた街路に降りしきる 白いかたまり。

「雪だ!」

寒いと思ったらとうとう降り出してきたか! チロチロという程度ではなく、ザンザンと降り落ちてくる様子には 風情よりも薄ら恐怖を感じてしまう。特に友達の1人は秩父の奥の方に住んでいるので、雪は交通を遮断する恐るべき対象だ。にわかに落ち着きを失う我々。

「は、早く帰ろう」
「そうしよう」
「そうだね」

先ほどまでののんびりしたテンションを一変させて、私鉄・JR・地下鉄に道分かれ 池袋の地を後にしたのだった。


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