カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2003年02月22日(土)  ブラボー!兄貴 

渋谷 CLUB QUATTRO にて千綿ヒデノリのバンドスタイルワンマン。
奇跡的にチケットの番号が良かったので、開場に間に合うように必死に道を急いだ。
このキャパで、この入りで、オールスタンディングで、最前列から2列目!
例えもみくちゃにされたってこの近さは譲れないゼ!

今までアコースティックでしか聴いたことがなかった千綿さんのバンドスタイル(実に3年振りだそう)はものすごく楽しみだったので、この距離でライブが堪能できるなんて嬉し過ぎる。
とにかく今日この時間だけは他のことを一切考えないで楽しむんだ! おう!

すぐ近くに愛知から来てた花緯さんとTさん。二人とも私より背が高いので前を譲ってくれた。ありがとー、ありがとーv

サポートにいつものギター可久さんと、ブルームの松ヶ下氏(ギター&ピアノ)、ドラムはカレイドスコープの児島さん、ベースにツアー御用達のお仲間・バラさん。私的にはバラさんのみ初お目見え。
アップテンポの曲でスタートしたライブはみっちり2時間を費やした。





すっごい良かったっス!


うわー! 千綿さんサイコー!! バンドスタイル万歳!!!
最後まで綺麗な声でしっかり歌い上げていた彼が、アンコールを終えて最後のお辞儀をした瞬間 汗だくの顔から雫がボロリ。

「?!」
2列目のど真ん中という至近距離で見ていた私には、それが汗じゃないってことがすぐに解った。
ついさっきまで満面の笑顔で、音程を外すことなく声を張り上げていた彼の目と鼻が、赤い。

うそ!何で泣いとん?!

正直言ってびっくりした。 そんな雰囲気全然なかったのに…
サッと踵を返した彼の様子に“それ”と勘付いたファン側にもすすり泣く人が出てきて、思わず周囲をキョロキョロしてしまう。

ええい!アンタ達まで泣くなー! シメっぽくなるだろうがぁッ!

私は感動すると泣くよりニコニコしちゃう方だから、こんな良いライブの後でしみったれた涙なんて流したくない。勘極まってひとつ涙を落としてしまった千綿さん本人には、途中で上擦ったりしなかった部分にプロ根性を感じたし、涙を落として尚気丈に去っていった後ろ姿には潔さすら感じたので、彼の涙は「あり」だと思えたが、後からとってつけたように泣き出すファンの心理は今ひとつ図りかねる。おまけに、涙ぐむ程度なら黙認もするが、すすり泣くわ咳き込むわで「どうなのそれ?」とヒートアップしていた熱も一気に冷めてしまった。

泣くなら彼と同じタイミングで泣けよ。
「私も泣いてます!」ってポーズしてるみたいで 萎えるよ…(黙)


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL