カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2004年04月14日(水)  ロック・ユー! 

水曜日はレディースデー

映画を観に行っても良かったけれど 雨だったし 特に観たい作品もなかったので 帰り途中にあるTSUTAYAに寄った 実はこちらも「水曜日はレディースデー」
映画(ビデオorDVD)レンタルがちょっとだけ割引になるのだ♪

今まで妹の持っていたカードに頼り 彼女にレンタルしてもらっていたTSUTAYAだったが この4月から主だった店舗でカードが共通になったので それなら作っても良いな と 自分のカードをやっと持つようになった

入会の日に『スパイダーマン』と『ロック・ユー!』を借りて来ていて それぞれ次の日曜までの期限だから 今日3泊4日で何かを借りれば土曜が期限で丁度良いかも さて何を借りようか…と思ってフラフラしていたら 前回借りようと一旦手に取ったものの「準新作」で期限や値段が他の2枚と違ってしまう『キス☆キス☆バン☆バン』のDVDが3枚中2枚「貸出中」になっているのが目に入った

む!人気があるのか?!

残った1枚を何となく持ち歩いてしまう貧乏性な私…
店内には「4月17・18日は旧作半額デー!」と書かれたポスターが貼られていて 今週末に来れば旧作が半額でレンタルできるんだな〜という意識が漠然と頭にインプットされる この場合「新作」や「準新作」はサービス対象外になるらしい

…ん?

そこでふと考えた
今日の割引は「新作」「準新作」に対応してるんだろうか? 店をぐるぐる廻りながら「レディースデー」について書かれたPOPを探す 見つけたポスターの済みに「旧作50円引き・新作100円引き」と書かれているのが確認できた

対応してる!

だったら今日は新しいのを借りよう 旧作は週末の方が断然お得だもんね!

という訳で ずっとキープしていた『キス☆キス☆バン☆バン』 晴れてレンタル決定でーす♪
ちなみに『ロック・ユー!』と『キス☆キス☆バン☆バン』はポール・ベタニー出演作 最近すっかり意中の人v てへ(>u<)ゝ☆


-----------------------------------------
 
帰宅後 ベタニー氏の誘惑に勝てず 今日借りてきたばかりの『キス☆キス☆バン☆バン』を観賞

舞台は英国 組織一の殺し屋フィリックスは年と共に衰える腕を自覚していた ある仕事を最後に引退を決意し 弟子のジミーと入れ違いに組織を抜けることを表明する

仲間の抗議も受け付けずジミーを残して組織を去ったフィリックスを仲間達は「裏切り者」として抹殺することにして その仕切り役に彼の弟子である新人のジミーを指名する 無論断ることなどできず渋々引き受けるジミー

一方 そんな事態になっているとは知りもしないフィリックスは 引退後を悠悠自適に過ごすつもりが 現役時代に溜め込んだ借金が相当な額になっているのにため息をつく 施設に預けている実の父親の治療費も滞納している 仕方なく職探しを始め 昔馴染みからようやく得たのは「留守の間息子の面倒をみてくれ」という“子守り”の仕事だった

ガラじゃないからと断りにいったフィリックスの前に「大事な仕事に行くんだから宜しく頼む」と大金を積む古美術の密売人 生まれてから一度も外に出さずに育ててきたという愛息をフィリックスに託して揚々と出かけてしまう 諦めて金を受け取ったフィリックスが息子の部屋へ行ってみると そこにいたのは33年間一歩も部屋から出たことのない純真無垢な“箱入り息子”だった

「部屋から出すな」という依頼人の言い付けを無視して息子を外へ連れ出すフィリックス 外界を知らない息子のババには 見るもの全てが興味と恐怖の対象で 行く先々で大騒動 神経質なフィリックスと子供のままの33歳児ババの てんやわんやな生活が始まった そしてその背後に忍び寄る殺し屋達の魔の手…

フィリックスの運命やいかに?!

というのが物語の大筋 8割方コメディです 残りの2割でホロリとさせる ハートフル・アクション・バイオレンス・コメディ?(既に意味不明)

主演のステラン・スカースガードも良かったのだけれど 出演者全員がイイ味を出していて甲乙つけ難し! ベタニーの演じる弟子のジミーが精悍でカッコイイのに いじらしくてたまらんのです 出番は少なめですがかなりオイシイ役どころ ベタニ的には超オススメです

そして無垢な33歳を演じるクリス・ペンは あのショーン・ペンの実の弟なんだそうで 体型の所為もあるけれど全然似てない兄弟やなぁ… と思いました 顔は面影追えたけど芝居は全然別物 ちゃんとアイデンティティになってるのかな

観終わって思ったのは この映画のテーマは「父子」じゃないかな ってこと
☆殺し屋のフィリックスと弟子のジミー
☆フィリックスの父とフィリックス
☆過保護な密売人と箱入り息子のババ
☆子守りのフィリックスとババ
☆フィリックスとその子供

色んなパターンの「父子」が出てきて それぞれの父子愛を現しているんじゃないかなーと 私は思いました あとは殺し屋の組織をまとめている男が先代の息子で フィリックスに「親父さんの時代は良かった」なんてことを言われてちょっと逆上してたりね 「父子」というキーワードが随所に見られる作品でした

まぁ それが狙いなのかは 製作側のみぞ知るですが 私はそう見てました

キャラだけじゃなくお話も割と良い感じです ただ『キス☆キス☆バン☆バン』というタイトルの意味は解らないままでしたけど…(黙)

『ロック・ユー!』2001年/アメリカ


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL