カタルシス
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8時半起床 朝からパソコンを立ち上げてサイトの整理をしていたが 洗面所で見た自分の髪型に目がいき一瞬動きが止まった 昨晩変な濡らし方をした所為もあるが サイドの髪のハネ具合がそろそろヤバい 時計を確認してから電話の受話器を取る
「ストパーとカットをお願いしたいんですけど今日の予約できますか?」
美容院に11時の予約を入れて再びパソコンに向かった
10時50分 美容院に出かけようと玄関に立つ私に妹が部屋から声をかける 彼女はまだ布団の中にいるようだ 「帰る頃には起きてるから〜」 はいはい どうぞゆっくりお休み下さいな(苦笑)
相変わらずパーマのかかりにくい毛質の髪は 丸々2時間使ってもまだ足りないくらいのハネっ返りだったが 気合のこもったブローによって一応の収まりを見せた でもブローし過ぎて毛先が痛んだ気がするんですけど… この店来るのやめようかな(考)
家に戻ったら妹が「早かったね」と部屋から出てきた まだ寝てたんかい(^^;) お茶にでもするー?と訊かれたので「ベタニー見ようよ」と誘ったら即答でOKが出た
ベタニーってのはポール・ベタニーのことで 借りたまま見てなかった英国映画『スカートの翼ひろげて』を指している ただお茶だけなのもつまらないと妹がポップコーンを炙り始めた フライパンで加熱してポンポンさせるヤツ 油はエキストラバージンオイル 塩はなずなの天日干塩 何気に食材には凝っちゃいます
ポップコーンもできたし コーヒーも入ったぞ というタイミングで家の電話が鳴った 受話器の向こうには母の声 「お昼まだだったらお寿司食べに行かない?」 週一で母が手伝いに行っている近所の寿司屋ではランチのおひつがお手頃価格で提供されているので 休みの日にその店で昼食をすることが結構あった 我々はそのつもりで気軽に「いいよー」と返事をしたら 「新宿の?島屋で食べ放題があるのよ」と母は言う
え 新宿?!
妹にその旨を伝えると彼女も新宿だとは思っていなかったようで 一瞬「新宿なの?」と動きを止めたが どうせ何の用事も入れていなかったし ポップコーンも映画もまだ手をつける前だったので 「じゃあ14時に家を出る感じで」という約束をして受話器を置いた 14時まであと15分だ
大急ぎで仕度をして 約束通り14時には家を出た 合流するはずの駅に着いても母の姿は無く 2本ほど乗れる電車を見送った あれ?何かあった?? 携帯を鳴らしても出ないし 我々の携帯に連絡もない おかしいなー?と様子を見に駅の外へ出てみたら丁度母が到着する姿が見えた 「あ 来た」と思ったら自転車を停めようとして隣の自転車を倒し慌てている 思わず見なかったことにして駅に戻る私…
それから3人で私鉄に揺られて30分 ?島屋の上に入っている『築地玉寿司』というお寿司屋さんで実施されている食べ放題のメニューを注文した
何でも唐突にウニが食べたくなったらしい母 ウニって店によって良し悪しが極端に違うじゃない だもんで美味しいウニが食べられる店をネットで検索したら この店が引っかかったんだそうで 普通寿司の食べ放題とかいうと 初めに決められた皿を食べてから好きな物を注文していくって形式が多いらしく その初めの皿には大抵青魚だとかクセのあるネタが混じっているという話をよく耳にする 生魚が苦手な私にはその皿はきっとクリアできないと思われるので 私に寿司の食べ放題なんて楽しめる訳がないと長年思っていたのだが この店では初っ端から好きなネタを注文してって良いらしい
普段の価格でも たまごを注文しようがウニやイクラを注文しようが同じ値段だそうで どのネタを頼んでも価格的な損得は同じだよ と板さんに言われた でもやっぱ 好きなだけ食べられるんならウニとか頼んじゃうじゃんね
そんな訳で母は当初の目的でもあったウニを筆頭に 普段気軽に頼めないネタを手当たり次第といった風 妹は好物の穴子を中心に ウニ・イクラといったセレクション 私はひと通り貝類を制覇して ウニ・イクラ・カニ味噌をリピートしていく注文になっていた
「カニ身をシャリ少なめで!」 母の注文に両サイドの我々はちょっとビビった どこの世界に食べ放題で「シャリ少なめ」なんて注文する人がいるっちゅーんだ(汗)慌てて「それはちょっと…」と小声で嗜めると 板さんは笑いながら 「はい!シャリ少なめね」とカニ身をネタ台に2巻並べてくれた
ありなのか?!
とは思っても やっぱり「少なめ」なんて注文はできねーです 一応ギリギリのマナーじゃないかと…(黙)
さんざん食べてお腹が一杯になったので 私と妹が「終了」の意思表示をすると 母が「じゃあ最後にウニ!」と最後の注文をした よく入りますね母上様!!(驚) すると板さん シャリをくるりと海苔で巻き 普通にウニの軍艦を作ると見せて 仕上げに乗っけるウニを運ぶ手が 止まらない 止まらない 「はい!」 と目の前に置かれた軍艦は 山盛りのウニでバランスを崩しそうなほどのボリュームだった
「「「うわー!」」」
3人で驚嘆の声をあげた 板さんはガラスケースの向こう側でニコニコしている うむ!気持ちの良い店だったぞ また来ちゃうねきっと!
と思いながらも お腹の中はすし詰めパンパン状態で しばらくの間 寿司はいい… とこっそり苦笑いの家路だった 満腹過ぎてくるしぃぃ〜い!c-(>_<;) ケフッ
『スシ食いねェ!』シブがき隊
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