カタルシス
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GWがあった所為で妹は土曜日なのに通常出勤 お気の毒に… 私はというと珍しくグダグダ寝ていて 10:30頃布団から這い出した 窓の外は良いお天気♪
今くらいの時間にTVをつけるとTBS『王様のブランチ』で映画のランキングを始めるので 目覚まし代わりのまま聞いていたラジオを一旦とめてTVのスイッチをONにする ランキングにはまだ少し間があるようだったので おもむろに洗濯を開始 この天気なら半日で乾くに違いない!(期待)
洗濯機をかけながら映画のランキングを眺める GWだっただけあってTOP3が子供向け映画だった 3位:名探偵コナン 2位:クレヨンしんちゃん 1位:ホーンテッドマンション
あ ワタクシ1位の作品に貢献してますな(笑)
意外と映画好きの間で評判の良い『スクール・オブ・ロック』が気になり始めた だってみんなの感想が 「ジャック・ブラックの演技にひきひきで見始めたのに後半ノリノリで観てしまった 可愛気なのない子役が可愛い!」 判を押したような好評価でちょっとビックリしたんだもん 「JBにひきひきだったのに」ってところが結構ポイント 私もあのオッサンがネックだったからさ(^^;)ゞ まぁ 映画館で観なくても そのうちレンタルで見ちゃいそうな予感だわ〜…
今日は月に一度のミニシアターランキングも発表があって 2月に公開された『グッバイ、レーニン!』が堂々の3位をキープ すごいすごい ロングヒット! そして1位と2位が『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』だった 上位2作品とも主演がスカーレット・ヨハンセン
『ロスト〜』の方はアカデミー等々にノミネートされて話題になっていたから解るけど フェルメールの映画がウケているらしいのがちょっぴり意外 主演のコリン・ファース結構好きだから気にはなってたんだけど 映画館で観るにはタルそうな印象だったんで「DVDになったら…」みたいな気分でいたのだ 特典映像ありそうだし あったらスゲー見たいじゃんね!
で そのランキングを見ていたら唐突に“フェルメール”が見たくなって 上野の東京都美術館に行って来ちゃおうかな?って気分になった しかし 洗濯その他よもやま事を済ませて時計を見たら14時
…う 微妙(汗)
今夜は18時に渋谷待ち合わせで友人おすすめのお笑いライブに行く約束があったし 昨日突然社長に「これ見ていらっしゃい」と渡された大丸ミュージアムのチケット 日付を見たら会期が5/9までとなっていたもんで 明日一日予定が入っている身としては 今日行っておかなくちゃいけない状況な訳で…
フェルメールは7月まで見られるから また今度!(涙)
という結論に達し 仕方なく大丸ミュージアムのある東京駅を目指して家を出ることにした ち 絶対見に行ってやるぞフェルメール!
----------------------------- 大丸ミュージアムでやっていたのは 田中一村という人の作品展 晩年を赤貧の中奄美大島で過ごし 大胆な色彩と構図で個性を発揮する昭和の日本画家 若いうちから相当な描写力で 作品の年代を見ていたら 21歳や23歳で驚くような絵を残していてビックリした 晩年の絵は よく言われている強烈な色彩や緻密な描写力に加えて 構図のスゴさに圧倒された 私にゃこんな構図絶対に考えつかないよ!この人スゲーよ!!(汗) よくよく見ると遠近を色の濃淡だけじゃなく 手前のもののアウトラインを白く抜くことで際立たせて見せていたりして 純粋な日本画というにはディフォルメされたイラストの要素も伺える作品だった 特に晩年に近づくほどその特徴が多用されてくるので 彼の経験がその手法を選んだということなんだろう 構図も多分自然のものじゃなくて 画面の中を「構成」してるって感じ 絹地に顔料絵の具を用いて描画しているのだけれど パッと見油絵に見えるような鮮やかな色彩 でも油絵のような荒々しい筆のニュアンスは全然なくて 近くで凝視しても実に細かく書き込まれている やっぱり日本画なんだな〜って感じ
久々に見応えのある生絵を見たわ 世の中スゲい人は星の数…
----------------------------- そして18時 渋谷のセンター街をずっと奥まで進んだところにある小さなライブスペースでお笑いのライブを見る
「お笑い」のライブって見るの初めてだったんだけど いつも通っている友人たちが面白そうに話しているのが気になっていたので 「行ってみたいなー」といったら電光石火の勢いで場の手配をしてくれた
今回はピン芸人特集な企画で コンビやトリオは一切なし ピンの芸人さんばかりを集めたライブだった 友人たちから聞いていたおススメの芸人さんが出るというので楽しみにしていたのだが 楽しみにし過ぎていたのかイマイチスイッチが入らなかった …あれ?こんなもん??
全プログラム終了後 こっそりその旨を伝えたら 2人の友人は「今日はイマイチ!」と嘆きの声をあげる 「せっかく誘ったのに何か悔しい!」と言われて苦笑するしかなかった 確かにお笑いに厳しいこの2人が この程度で「面白い」と勧めて来る訳がないよなーと妙に納得してしまった
とりあえず博多弁?でホスト設定の「ヒロシ」と茨城訛りの女の子「赤いプルトニウム」は結構面白かった 「波田陽区」はギター侍でTV人気高いらしいけど特にピンとこず 「猫ひろし」の体芸にはドン引き(割と笑いを取っていたけれど俺には理解不能…) あとは司会進行役だったアバレヌンチャクの斉藤恭央くんの声が非常に良ろしくて耳に潤いだった! …そんくらいか?
終演後 劇場を出たところで携帯が鳴り 出たら妹が仕事を終えたところだというので 新宿辺りで合流して帰ることにする ごはんを食いっぱぐれていたので半端にお腹が減っていたけれど 明日は午前中から外出なので寄り道せずに帰った
色々話したがっている風だった2人の友人には申し訳なかったけれど 今夜はこれにて退散 積もる話はまた今度ね(^^;) スマヌ
『真珠の耳飾りの少女』2003年/イギリス
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