カタルシス
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2004年05月09日(日)  Rainy Rainy Rainy 

ウチから車で20分ほどの駅で友人2人が9時に待ち合わせ その時刻に合わせてもう1人の友人が車で彼らを迎えに行き 2人を乗せて我が家まで私を拾いに来てくれるという話だったので 一応9時には身支度を整えて彼らからの連絡を待っていた

〜30分経過〜
…連絡が来ないな どうかしたか?

〜さらに10分後〜
車を出してくれる友人から「今から○○駅を出ます 遅くなってごめーん」との電話が入る するとこれから20分くらかな?

〜電話から30分が経過〜
あれ〜? 何で来ないんだ?? あの駅からウチまで20分あれば着くだろ??? 訝しながらも待つこと更に十数分…

携帯電話が鳴った 「今着いた!」…ホッ c-(^^;)

結局私が車に乗り込んだのは10:20 どうやら道を間違えて迷ったらしい この辺の道には詳しいハズだったので意外だ 何だかもっとゆっくりできたな〜… でもまぁ車出してもらってるんだから文句も言えないわ(苦笑)

本日は日野の石田寺にて土方歳三忌が執り行われる日なので お焼香をあげに日野を訪ねつつ 近くに点在している史跡を軽く巡ってみようという話になっていた

と言っても実は 史跡巡りの話は昨日唐突に決まった話であって 元々一緒に歳三忌に行く約束をしていた友人とは「適当に行って高幡不動での講演会を聞くか聞かないかはその時の気分で決めよう」なんて この上なくいい加減なスケジュールしか立てていなかった それが昨日の昼過ぎに「明日の歳三忌行く?」というメールを別の友人からもらい 「行く」と応えてから数回のやり取りを経て 「○○さんと9時に待ち合わせをしました もし向こうで合流できたらご一緒しましょう」というお誘いがかかり 私の相方も向こうの相方もみんなひっくるめて知り合いだったので それじゃあ4人で一緒に行くか!

という展開になったと そんな取って付けたようなグループの割に皆相性が良く それからの一日を楽しく過ごすこととなる

まず向かったのは石田寺(せきでんじ)
歳三の他 土方家代々の墓所がある ちなみにこの辺一帯は「土方」姓が多く お寺の檀家も自然に「土方」だらけになる 以前はどの「土方」が歳三の家の墓なのか解らずいちいち墓石の裏に彫られた俗名(生前の名前)を確認して墓参するという難儀を強いられたものだったが 昨今の幕末人気にあやかったサービス?で墓所案内が立つようになった 今年に至っては大河ドラマの影響で 市中の至る所に史跡の案内や看板が設置され 街じゅうが新選組だらけである そして去来の客足も例年の比にならない盛況振りだった…
人がウザい(黙)

夕方から降るといっていた雨が既に本降りを始めていて 傘を邪険にしながらの焼香となる 雨の中人だかりにまかれていても意味がないので 早々にしてその場を離れた

次なる目的地は日野館(ひのやかた) 指定の駐車場に車を停めて雨の中歩いて門前まで
ここは歳三の姉ノブが嫁いだ佐藤彦五郎の住居である 少し前までは家屋の一部を使って蕎麦屋を営んでおり 蕎麦通にも美味いと評判の味を誇っていたらしい 残念ながら日曜休業だったので毎回訪ね損ねているうちに 蕎麦屋の営業は別の場所に移転し 現在の佐藤邸は小さな資料館へと その様を変えてしまった

歳三がよく昼寝をしていたという座敷を隣に見ながら 界隈でも評判の生蕎麦を食べるのがちょっとした夢だったので 今は蕎麦屋でなくなった佐藤邸に少々の嘆きはあったが その代わりに奥の座敷が何間か公開されるようになったので それはそれで良かったと思うことにした 入館料\500 ミニパンフ付(係員による解説あり)

それにしても「美味しい蕎麦」というのを食べてみたい!

次に彦五郎邸から徒歩で移動できる距離の井上源三郎(いのうえげんざぶろう)資料館を訪ねる
現在井上のご子孫が住まわれている場所に縁の品を展示する蔵がある 今年の初めに正式開館となった新しい資料館だ 展示物はそう多くないが 一品一品ご当主からの説明が頂ける 入館料\500 ミニパンフ付

その後一旦日野駅へ向かい 土方歳三と近藤勇の肖像がオレンジカードとして売られているのを友人が購入 昼時だったので適当な店があればと見回したが 特に何もなかったので引き返すことにする

途中の八坂神社で天然理心流の奉納額を拝観 拝観料\100 説明書き&ポストカード&巫女さんからの解説付き
更に大昌寺(だいしょうじ)に寄って佐藤彦五郎・ノブ夫妻の墓へ参る 迷うかと心配したが卒塔婆立てに「誠」の鮮やかな幟旗が差してあったので一発で発見 …祭の期間だからだよね? こんなん家の人絶対嫌がるだろうによ(黙)

大河ドラマでは小日向文世氏が愛嬌たっぷりに演じているが 実際の彦五郎は文武両道の大名主で 人柄的にも経済的にも申し分ない 頼れる兄貴分であったはずの人物だ 当時のよもやま事を事細かに日記に残しており 貴重な史料の提供者として また 多くの蕎麦通を唸らせたという蕎麦打ちの名人としての顔も持つ マルチな才人だったようである

日野館で聞いた話によると ご子孫の方々は大河ドラマを見て「あんな情けない人じゃあ なかったんですよ?」とこぼしているとのこと いやはや実在の人物を脚色するのは大変だねぃ(苦笑)

雨足は一向におさまる気配がない 車まで戻って今度は高幡不動(たかはたふどう)を目指した 土方歳三がデザインされたパスネットがあるらしいのだが それが見つからないと言って友人2人が躍起になっている 高幡不動まで行くのなら最寄り駅には京王線が通っているから そこで訊いてみてはどうだろう?という話になったので 不動尊の駐車場に「お参りです」と言って停めさせてもらい先に駅へ向かった

「うちでは扱ってませんね」
京王の駅員は事も無げに即答する この反応から考えるに今までにも同じ質問を繰り返されてきたのだろう すぐ横のバスカード販売機には土方の写真をあしらったカードが売っていたが バスカードは友人らにとって需要のないもののようで手を出さない 「買ったら使う気だったのか…」と内心思った

いい加減お腹が減ってきたので不動へ戻る前に蕎麦屋に入って遅い昼食を摂ることにした 日野館を訪ねてからずっと蕎麦が食べたかったので駅にいた市中案内のおじさんに「この辺で蕎麦の美味しいお店ありませんか?」と尋ねて聞き出した店だったが 日野館の味を知っている2人の友人は思いっきり

イマイチ!

って顔をして食べている 私自身も「これで美味しいのか?」と首を捻る感じ 別段不味い訳ではなかったが かといって美味しいとも思えない 可もなく不可もなく「普通の蕎麦じゃん」というのが率直な感想
…ちょっと悔しい
5時でお不動さんの駐車場が閉められてしまうので その時間に間に合うように車へ戻った その後は特に寄るような場所もなかったので このまま地元を目指すことにした 今回の面子は比較的近い界隈にお互いの住まいがあるのだ

「9時まで時間つぶせるの?」と 帰りの車中で訊かれる
夜地元で飲みませんかと昨日のうちに声をかけてもらっていたのだが 夜はライブがあるので不参加の旨を伝えてあった …しかし あまりにも時間が余り過ぎて 確かにどうしたもんかと考える 飲みに行くと言っている店は自宅の最寄り駅から2駅先にあるらしいので一旦自宅に帰るという手もありだ

「飲み行こうよー」と繰り返されているうちに 行っちゃうか?行っちゃうか!ってな気になってしまい 結局1時間ほどしか居られないにも関わらず同席を強行してしまう 最終的に19〜20時の間で酒宴に参加し その後大急ぎでライブ会場のある吉祥寺に向かうという慌ただしいスケジュールになった

でもまー 楽しかったし 美味しかったし 居心地も良かったので 良しとしませう♪


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そんな訳で慌てて到着した吉祥寺は20:31 出番が21時と聞いていたのでまずまず理想的な時刻だ
今夜のライブはBahaha Orchestra

友人との共同出資で用意したGWの旅行の土産を雨の中一日中持ち歩いていたのだが こんな日に限って顔見知りの参加が少ない(涙)オマケに来ると思っていた旅の友は仕事が片づかず来られないとの連絡をよこす始末である

次回みんなが集まりそうな15日のPOWDERライブは私が行かれないので 今日の残りは彼女に預けるつもりだったのに 来られないのでは話にならない そんならいっそ今夜で配りきってしまえ!ってなヤケっぱちな気分になり 取りあえず会えた人に渡したあとは 終演後メンバーに「好きなだけどーぞ」と景気良く振る舞った 思いの外好評だったので少し気分が晴れる

と いう訳でもうほとんど残ってません POWDER友達でこの日記を読んでしまった方 恨むなら今夜来なかった友人を恨んで下さい(笑)

ウソ お仕事お疲れちゃん 勝手に配り散らした私の責任なので その次のライブで文句受け付けます(謝るしかできないけど) ごめんちゃい

今日のBahahaも3Men 『スリーダンス』が聴けて嬉しかったんだけど やっぱり4人で聴きたいなー  ぽて・。
みなさん雨の中お疲れさまでしたー そして何より自分がお疲れ!(屍)

歩き回ったし酒入ってたしで
家着いた途端に電池切れ

Z Z Z …

『Rainy Rainy Rainy』Bahaha Orchestra


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