カタルシス
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2004年05月26日(水)  明日に向かって撃て! 

6:45起床 入浴 朝食(朝食券メニュー:サラダ・オムレツ・ソーセージ・クロワッサン・グレープフルーツジュース・紅茶&ミルク) 

9:00チェックアウト 会議の続き 昼食 会議のまとめ

15:00先方をお暇する 15:15のホーバーに乗って大分空港へ向かい 16:45の飛行機で東京を目指す

18:15予定より10分以上も早く羽田に到着 高円寺でPOWDERが19:30の出番と聞いていたので間に合いそうだったが 気力が続かず直帰

20:20地元着 母に車で迎えに来てもらう 本家用に買ったお土産を渡して自分は自宅へ戻り腰を据えてまったり

普段引き篭もりのようにして 滅多に外へ出ない社員の私に 九州出張はキツイって話 ああ しんどい
またしばらくは引き篭もりに徹します ふー…

『明日に向かって撃て!』1969年/アメリカ


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『ファイティング ラブ』観賞〜

トニー・レオン主演の香港映画です 相手役にサミー・チェン その他に見知った顔特になし

内容は王道をいくラブコメディでした “私の好きなトニー”が炸裂していて『英雄-HERO-』なんてクソくらえです(言いすぎだろ) 程よく頼もしくてイイ具合に情けない

彼が演じるチャンという若者は 街で人気の牛汁屋を切り盛りしている若旦那さん 儲かっているのでお金はあるけどセレブとは程遠い庶民派 でも母弟妹を立派な家に住まわせて養ってる この辺の家族構成がなんとも香港的で面白いんです

香港というよりは中華民の傾向なんだろうけど 一家の誰かが成功すると 他の家族は働かないでその一人におんぶに抱っこ状態になるっていうのを よく聞きます それも核家族レベルじゃなくて 叔父甥従兄弟に至るまでの“一家”で

この映画でもチャンは一族を養っているのに他の子らは働いてる気配がありません そして店の従業員はみな血族 人気店なのをいいことに結構ナアナアな態度で働いてたりするんだけど 身内だからクビにされないと思ってる

サミーが演じる男勝りのキャリアウーマンも 自宅に帰ると父親がいて やっぱり働いてる気配はゼロ いつも飼い犬と戯れていて「お前が唯一の友達だ」なんて話し掛けて可愛がる

そんでもって共通して感じるのが 養われていることに然程感謝をしていない様子です というか「養ってもらって当たり前」って雰囲気? この映画だけじゃなくて 他の見てても同じこと思います 親を敬い兄弟を大切にする文化の国だから むげにするようなことは基本的にタブーだし 成功者のステイタス的な見られ方もするみたいだから それはそれでバランスとれた人間関係なのかも知れないね

たださ それだと働かずに成功者に依存していくだけの人が結構できちゃうだろうなぁと 何かの拍子にツテが消えて生活に困るようになったら 普通に働くのかな? 案外ドライに考えてるもんかも知れませんな(苦笑)

まぁそんなチャンとデボラ(サミー)がひょんなことから知り合って デボラの方がひょんなことから失業してしまって これまたひょんないきさつでチャンの家に居候をし始めちゃうって展開で

開けっ広げでサバサバしてて勝気でお喋りなデボラに初めは抵抗を感じるものの 正直で明るい性格なのが解ってくると自然に打ち解けだすチャン 元々チャンには売れっ子アイドルの恋人がいて 彼女に会うときは着る物や車の内装を彼女仕様に仕立てなきゃいけない デボラに出会う前からその辺のギャップに疲れを感じ始めていたチャンだったが デボラといると自分が自然にしていられることに気付く そして彼は決断した…

という話 ね王道でしょ(笑)

初めチャンの家が裕福なのは 恋人の財力の恩恵なんだと思ってたんですが お金自体は彼自身が稼いだもののようで 彼女と別れられない理由は別段ないように思えました ハッキリと語られてはいませんでしたが 牛汁屋のTV取材に来たレポーターがアイドルの彼女で その時に知り合って付き合うようになったんじゃないかという感じ? もしかしたら店の人気はそのTV出演がきっかけだったのかも知れないから そうするとリッチな生活は彼女さまさまってことにもなるのかな?とか何とか 色々考えてみましたが 結局うやむやなままでした

サミー・チェンは毎回見る度に「美人じゃないよなー」と思うけど 同じくらい「なのに可愛いんだよな〜」とも思う女優さん 初めて見たのはアンディ・ラウと共演した『Needing You』って映画で 3年前台湾に行ったとき帰りの飛行機の中でした

その時は英字幕と広東語音声だったので喋りの抑揚や表情に割合集中できていて サミーを見ながら「何か可愛らしい動き&表情をする人だなぁ」と思ったのでした その可愛らしさは今回も健在で サミーも魅力炸裂状態 恋敵のアイドル役は新人さんだそうだけど 顔は綺麗なのに全然魅力的に見えなかったなー あれだけハッキリ差がつけばチャンもデボラを選びやすかろう(苦笑)

一見純愛路線と見せかけて 実は2人が親密になったキッカケは何とも今時だったりする とはいえ最近のドラマや映画にありがちな 生々しいという言うよりはえげつないシーンは一切なく あくまでもスッキリ爽やかな恋愛模様 ちょっともめるけど決してドロドロしてはいない気持ちの良さに 現実世界もこうだったら良いのにねぇ… なんてこと 思ったりしてみました

トニー好きにはおすすめ
サミー好きにもおすすめ
可愛い恋のお話が見たい人には 超おすすめ☆


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