カタルシス
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2004年05月25日(火)  心の旅 

一泊で大分出張の朝 8:45発の飛行機に乗らなければならなかったので 6時頃の電車に乗る予定だったのが 前夜社長からの電話で「今日頼んだ件は明日中に欲しいのだけれど」と言われた 明日とはつまり今日のことで 大分へ行ってしまうから「明日中」と言われても …ねぇ(汗)

作業はほぼしてあったので残りは仕上げだけになっているその仕事を終らせるために 仕方なく始発で出て一旦オフィスへ寄ることにした 始発といっても5:05発なので あまり時間に余裕はない 結局作業できたのは30分間だけで 6時半には慌ててオフィスを飛び出すような状態だった

「JRを使わずにタクシーで『青山一丁目』まで行って大江戸線で『大門』に降りると早く着きますよ」という社長からの助言に従い 普段と違う経路で移動をした 不慣れな道のりだったので少々不安があったが 確かに社長の言った通り大幅な時間短縮になったので時計を見ながら感心する さすが出張ばかりしているのは伊達じゃない

今回初めて大江戸線の『大門』が 営団線『大門』とJR『浜松町』の中間にあることを知った はじめ「『大門』からモノレールに乗れます」と言われたときは内心「え?!距離あるじゃん(汗)」と思ったのだが 大江戸線の駅は『大門(浜松町)』と表記されているくらい 『浜松町』に近い位置にあった 自分の頭の中に新たな移動経路が組み込まれた瞬間だ
勉強になりました!(深謝)

そんな訳で モノレールに乗り込む前にチェックインを済ませ 7:30には羽田空港に到着 出発ロビーまでゆっくり移動しても余裕の時間だった ああドキドキした 間に合って良かった

今回同行の社員さんとは搭乗口で合流したが 各々でチェックインしていたので機内では席が別 お互い変な気遣いもしないで済むから都合がいいし 早い便で空席が目立っているというのに わざわざ狭っくるしくくっついて座る必要は ハッキリ言ってない 1時間半の空路を適当に寝て過ごした

大分空港からはホーバーに乗って市街まで 30分程度で運んでくれるが ホーバーを使わず車で移動すると1時間ちょっとかかるのだそうだ 海が荒れて運休することも少ないそうだが 今回天候にんだけはムカつくくらいに恵まれている 雲ひとつない九州の青空 暑い!っつの#

ホーバーの乗降所まで取引相手の方のお出迎えがあったので その車に乗って更に町の中心へと向かう

毎月うちの社から誰かしら一泊して参加する定例会議なるものの おはちが私に回ってきたという感じで 本筋であるコンサルに関しては社員さんの担当業務 私はそれに付随する製作物を作るのが仕事なので 会議の内容にはあまり口がはさめない なので8割方聞き手役 なので結構退屈する

…なんでここにいるんだろ私(黙)

昼過ぎになってランチ休憩が入り 近くの洋食屋で『鶏南蛮』なるものを食べた 「とり天」と並ぶ大分の名物らしい 名物といっても特別目新しい感はないのだが 確かに東京では「とり天」も「鶏南蛮」もメニューに見かけることがない その正体を単純に説明するなら「鶏肉の揚げ物」なのだが 「唐揚」ではなくて「天ぷら」なんだそうだ けれども 天ぷら独特のあの衣がついている訳でもないので 見た目には唐揚に近いのだが 地元の人に言わせると別物らしい

「鶏南蛮」の方は肉のサイズがチキンステーキというか カツのように切り目を入れた大ぶりのチキンフライだ 調理方法的には一般のご家庭でふるまわれていそうな内容なのに この食べ物の名称は?と訊かれると「フライドチキン?」と言うくらいしか適当な言葉がない しかし どうにもニュアンスが違う やっぱりこれは「鶏南蛮」なのだ

そんなプチグルメ論議に花を咲かせたランチを終えると また先ほどの会議が再開される 今度は退屈な上に満腹が加わって 徐々に睡魔の攻撃を受け始める …眠い 眠い

眠い! ひたすら眠い! 誰か助けて!この眠気から私を救い出して頂戴(必死)

人間の理性なんて ほとほと脆いものなのだと 痛感する数時間だった…

夕方になってやっと開放 …と思ったらホテルにチェックインしてすぐに夕食会?になるという 部屋に入って鞄から不要の荷物を抜き出して 簡単な身づくろいをしたら大急ぎでロビーへ舞い戻る 大して仕事してないのに 何だってこんなに疲れるんだろうな… 普段引き篭もりか?ってくらい外に出ない社員の私に 出張はキツイって話

社長さん行き着けの釜飯&焼鳥のお店(実は某社員の実家)で飲めや食えやと閉店まで 手料理風のメニューはなかなか美味で 飲まない私にも楽しく過ごせる店だった ハス向かいに座っていた男の子(社員)の実家だそうで 両親が厨房を 配膳は弟さんがこなしていて なんともアットホーム(笑) 前回が「ふく」屋で河豚のフルコースだったことを思えば 肩肘張らずに過ごせていいじゃん と社長さんの気さくさを快く思った

その後繁華街の中心へ出て 今度こそ本当に行きつけの バーに入って総仕上げ ウヰスキーと一緒に出されたチョコレートと 熟れて食べごろのメロンとデラウエアが 無茶無茶美味しくて口に運びつづけた 時刻は深夜と言える頃 こんな時間に果糖摂りまくりじゃ〜(汗)でも止まらん 美味い!

その後ホテルに戻って 明朝の支度を整えてから 疲れた〜とベッドに寝転んだら そのまま朝がやってきた

あやーん…
 

『心の旅』チューリップ


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