カタルシス
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某さんから「本届いてます」メールが来た 発送したのは1週間前くらいだから 到着してから結構経ってからの連絡だったようだ 別に連絡がなくても全然気にしていなかったのでタイミングのことはどうでもよかった それよりも やたら「絵が上手い」と褒められた挙句「今回が最後だなんて勿体無過ぎる」と締めくくられていてヒジョーに微妙 私なんかより何倍も絵が上手な人なので 「上手い」という褒め言葉をそのまま受け取るには正直抵抗がある これが「絵柄が好き」とか「話の流れが好き」とかいうんだったら 少しは素直に受け取れるのだが 先方にしてみたらその「好き」の方が信用ならない単語だそうで 私がいろんなものに対して或いはいろんな相手に対して「好き」という感想をもらすので ことごとに苦々しく思って聞いていたらしい
本当に好きだから好きだと伝えていたつもりの言葉が「好きの安売り」や「擦り寄り行為」に見えると言われた 「そっちにその気がなくてもそう見える」とハッキリきっぱり言い切られた 最終的に「あなたの“好き”には身がない」と だから「好き」の多用には気をつけろということだった
これを「好き」な相手に言われたときの衝撃たるや相当なもので 凹むなと言われても無理な話だろう
裏のないシンプルな「好き」の裏側を そんな風に捉えていた人だから もしかしたら今までのその人の言動には すべて裏があって そのまま言葉通りにしか受け取っていなかった私は その度に相手に苦々しい思いをさせていたのだろうかと 恐ろしくなった 自分の鈍感さや相手の鋭利さや そのちぐはぐ感に全く気づいていなかったマヌケな姿の すべてが一気に脳裏を過ぎる
踏み出すべき次の一歩は どこだ?
先の「今回が最後だなんて勿体無過ぎる」という言葉は 以前私からその人宛てにしたためたメールでの文言に由来している 「最初で最後のつもりで頑張りたいと思います」と確かに打った それでも今後考えが変わったときのために「それが自分のポジションだと 今は思うのであります」と 逃げ道もつくっておいた 我ながら姑息だとは思ったものの 言葉を逐一吟味している風が見受けられる相手なので 念のための自衛をするに越したことはないと思ってのことだった
そのメールの後 直接会った際にオフ活動の話題になったのでそのまま参加していたら 第三者のいる場で「でもこれっきりなんだよね」と突然振られて面食らったことがあった シチュエーション的に“それ 今言う必要あったか?”と不思議に思いつつ 「ええまぁ」的な返答でお茶を濁した 他の人は特にそこには食いついてこなかったので 何もなかったように会話はつづいたが 違和感が残った 私が大々的に触回っているわけでもないのに なんで他の人の耳に入れる必要があったのだろう?何かのプレッシャー??だとしたらどんな意図があって??? ・・・はて?
そんなアレコレがあっての今回だったので 相手の言葉の“裏”を気にするべきなのかと考える 「今回が最後だなんて勿体無過ぎる」という言葉から その人の中では「最後」が決定事項になっているんだな と思えた 逃げ道として伝えておいた「今は思う」という言い回しは 残っていないようだ
そこで「あまり“最後”を強調されるとかえってやり辛いんですが・・・」と直接言われた「これっきり」の件についても つっこんで返信をしてみた うやむやにしておくと行き違ったまま泥沼化するような気がしたからだったが
それに返ってきた返事は 「違うの?」「あれは本気じゃなかったの?」「本気じゃなかったんならゴメン でも そう思われるような言い方をしたこれさんも悪い」 だった
言ったことは違ってない 本気で言ってもいた それでも「悪い」のは私なのか・・・
相手の考え方が多少分かってきている分 前回ほどのショックはなかったにしても 何と言うか 言葉が通じてなかったんだなぁ・・・ と 改めて痛感した 私が「察して欲しい」ところと 向こうが「察する」ところが 大幅にズレている
ということは 私が察しているつもりの部分は 向こうにしてみたらトンチキな部分である可能性が高いわけで その辺のすり合わせはとても難しい作業のように思えた
歩み寄りたくても 踏み出す方向が 互いに明後日の方向を向いている
「私なら本当にやめるときは何も言わずにやめちゃうだろうし そういうのをサイトとかで言っては絶対にダメで〜」とつづいていたが 最初で最後と言ったのは個人宛てのメールの中だけであって 対外的な場でそれを論じてはいない 臭わせてもいなかったつもりだ 以前にそのことで失敗しているので意識もしていた それに「私なら」の話であれば こちらに当てはめてくださるな とも思うが ケンカをしたかったわけではないので そのまま「そうですか もう少し精進します」と返した 馴れない裏を読むのにも疲れたので そのまま正直に「もう下手な裏読みはやめます」とも伝えた
どちらが悪いというのではなく また行き違ってんだろうなぁ・・・程度に思っていたことだったのだが やり取りを終えたみたら オフライン活動ちょっと面白いかもと思い始めていた気分は消沈していた 少なくとも今は しばらく沈黙していたい
と いう心情をここで吐露するのも その人にしてみたら「ダメ」な内に入るのかも知れないのだけれど ははは・・・
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