長いお別れ
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人の手に触れると何故あんなにも心が安らぐんだろう。 きゅっと握られた指の先から落ち着きを取り戻す。 本当は誰かと深く知り合うのが怖い。 また私は何か失敗して相手を傷つけるんじゃないかと思うと怖い。 でも知り合いたい。微笑む顔がみたい。そして微笑みたい。 こうして日記を書き綴っているのも誰かと繋がっていたいから。 見えない線が私を誰かと結び付けるから。 一人は淋しい。一人は嫌。でももう私に家族はいない。 心を預ける相手がいない。自分で選んだんだから仕方ない。 癒すの。自分を癒すの。それで手がいっぱいだと正直になるの。 会いたい人はたくさんいるのに。本当にあえる人は限られている。 だからこそ人との出会いは輝きを増すんだと知った。
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