長いお別れ
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2003年04月18日(金)

通院日。
ここ数日のやる気のなさと、不眠についてお話。
あと、耳の奥から何か音が聞こえてくる気がして、
その音に引きずられるように心臓がどきどきしてきて、
気がついたらしゃがみ込んで震えていたことも話す。
「何かあった?」
と聞かれ、何にもありゃしないので
「ないです」
と答えた。
「倒れた事への不安がまだ残っているのかもね」
と言われ、そうなのかなあ。でももう気にしてないのにと思う。
お薬は増えもせず減りもせず。頓服を多めに貰う。
夜中起きちゃった時に飲んでいいからと言われる。
血液検査と尿検査をして診察終了。

とぼとぼ歩いて帰りながら、一年すぎたのか、と思う。
あの、毎日死ぬことだけ考えて、今足を踏み出せば、今。
と思いながら電車や車を見ていた自分は、今の所いない。
ふいに、空を振り仰いでその青さに痛切に何かを感じても、
その感じたことが何なのかが説明できない。
パソコンの青白い光を受けながら、文字を打っている時だけ、
なんだか楽に呼吸できるような気がする。
社会に復帰しなければ、と思う。したいと思う。
でも、一日の食事すらまともに食べれていない。
食パンかじったり。飴舐めてすごしたり。いきなりパック寿司を買ったり。
バランスどころか、栄養すらない。
薬を飲まないと眠れない。一時間も眠れない。ずーっとテンパってる。
泣く。突然涙が溢れてくる。止められない。止まらない。
誰とも話さない日が何日も続く。声のだし方を忘れた気がして、
部屋で独り言を言ってみる。大丈夫。まだ声は出せる。
私の病気の事も過去の事も知らない人とメール交換する。
返事を書いている自分は、なりたい私、なんだろうか。
それとも、元々の私、なんだろうか。
ただの、作り物なんだろうか。

誰も彼もを騙しているようなそんな気になってしまう。
本当の私ってどこにいるの。
この、脳がそうじゃないの?この、心がそうじゃないの?
わかんない。全然わかんないよ。誰か知ってる?
知ってるなら、教えて。


志乃 |MAIL

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