長いお別れ
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2003年07月25日(金)

「あなたはおかしいことは言わないよ」
と、先生が仰った。
「普通に理解して、明確に答えてる。大丈夫」
ほっとした。
最近、人と会う事が増えて、嬉しい分、不安だったから。
私の言ってる事、変なんじゃないかって怖かったから。
だって、もう1年以上、ホントにひとりっきりで暮らしてる。
2週に1回の通院だけが生きている証のような日々。
誰かの風景にしかならない日々。
でも、最近、メールでお話をしていただいている人達と
月に一度くらいの割り合いでお会いできるようになった。
人の為にお洒落して。無理してでもお化粧もして。
指が震えてしまうのを止められなくて食事中とか困るけど。
緊張しているので、と答えたら皆さん笑って優しく手を握ってくれる。
その手の柔らかさに、私の孤独は満たされる。
薬を飲まなきゃ、普通の人のように生きれないけれど。
そのことが泣く程辛い時もあるけれど。眠れない夜もあるけれど。
去年より楽になってる。去年の私よりは前を向いている。
まだ何処を目指して歩いていっていいのか判らないけれど。
足が竦む事ばかりだけれど、生きなくては。生きていかなくては。
自分の思い込みだけで、誰かを傷つけるなんて、もうしちゃいけない。


志乃 |MAIL

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