長いお別れ
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「あなたはおかしいことは言わないよ」 と、先生が仰った。 「普通に理解して、明確に答えてる。大丈夫」 ほっとした。 最近、人と会う事が増えて、嬉しい分、不安だったから。 私の言ってる事、変なんじゃないかって怖かったから。 だって、もう1年以上、ホントにひとりっきりで暮らしてる。 2週に1回の通院だけが生きている証のような日々。 誰かの風景にしかならない日々。 でも、最近、メールでお話をしていただいている人達と 月に一度くらいの割り合いでお会いできるようになった。 人の為にお洒落して。無理してでもお化粧もして。 指が震えてしまうのを止められなくて食事中とか困るけど。 緊張しているので、と答えたら皆さん笑って優しく手を握ってくれる。 その手の柔らかさに、私の孤独は満たされる。 薬を飲まなきゃ、普通の人のように生きれないけれど。 そのことが泣く程辛い時もあるけれど。眠れない夜もあるけれど。 去年より楽になってる。去年の私よりは前を向いている。 まだ何処を目指して歩いていっていいのか判らないけれど。 足が竦む事ばかりだけれど、生きなくては。生きていかなくては。 自分の思い込みだけで、誰かを傷つけるなんて、もうしちゃいけない。
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