長いお別れ
DiaryINDEXpastwill


2004年12月31日(金)

なんとなく日々が過ぎていってもう今年も終わる。
ここ2週間くらい全然元気が出なかった。眠ってばかり。
この世に産まれてきた喜びを感じられないのは淋しい事だろうか。
こんなのは贅沢な悩みだ。
帰る場所もなくてただひたすら街を彷徨っていた頃の事、思い出せばいい。
あの時、明日は死のうって思いながら歩いてたあの時。
あの時にくらべれば、何もかも信じられないくらい穏やかだ。
自分の部屋があって好きなCDを聞いて。TVだって見られる。
友達だって増えた。かけがえのない人達だ。
それぞれの優しさで私を包んでくれる。
なのに淋しいなんて。贅沢なんだ。わかってるのに涙が止まらない。
戻りたいわけじゃない。忘れたい事ばかり。
でもあの頃の自分を否定してしまったら、自分の存在する意味も消えてしまう気がして。
あの人のために産まれたんじゃない。だからあの人がいなくなっても私は生きていてもいいんだ。
何度も何度も言い聞かせる。あの愛は終わったんだ。
優しいメールが届く。思いきり抱きしめられたような気持ちになる。


志乃 |MAIL

My追加