長いお別れ
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なんとなく日々が過ぎていってもう今年も終わる。 ここ2週間くらい全然元気が出なかった。眠ってばかり。 この世に産まれてきた喜びを感じられないのは淋しい事だろうか。 こんなのは贅沢な悩みだ。 帰る場所もなくてただひたすら街を彷徨っていた頃の事、思い出せばいい。 あの時、明日は死のうって思いながら歩いてたあの時。 あの時にくらべれば、何もかも信じられないくらい穏やかだ。 自分の部屋があって好きなCDを聞いて。TVだって見られる。 友達だって増えた。かけがえのない人達だ。 それぞれの優しさで私を包んでくれる。 なのに淋しいなんて。贅沢なんだ。わかってるのに涙が止まらない。 戻りたいわけじゃない。忘れたい事ばかり。 でもあの頃の自分を否定してしまったら、自分の存在する意味も消えてしまう気がして。 あの人のために産まれたんじゃない。だからあの人がいなくなっても私は生きていてもいいんだ。 何度も何度も言い聞かせる。あの愛は終わったんだ。 優しいメールが届く。思いきり抱きしめられたような気持ちになる。
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