長いお別れ
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時折、身体がぐらりと揺れるような淋しさに襲われる。 私はもう社会に復帰できないんじゃ無いだろうか。 一生、この小さな部屋で孤独と闘い薬を飲むだけじゃないのか。 それはあまりにも辛く、けれど容易に想像できることだった。 せめて胸の奥にある小さな光を絶やさぬように生きていたら誰かの心を照らせるだろうか。 こんな風にしか生きられない。気づくのが遅しとひとり取り残された。 私だけが辛いんじゃ無い。みんなそれそれの痛みを抱えて生きている。 わかっているのについ自分だけをかばおうとする。そんな弱さが痛くて泣いた。 泣くのも泣き止むのも1人でする事だ。誰かに頼れる種類の事じゃない。 それに私は電話は好きだけど嫌いだ。切った後の絶望感がひどいから。 メールもひと頃よく出していたが近ごろは下書きで終わる。 言葉にすればするほどその心情から一番遠い所に行き着いてしまうからだ。 今こうして書いている言葉も遠い。悲しい程遠い場所にいる。
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