自分の悲しみに甘えている。でもこの胸の中何かが動き出している。失う事を恐れていては前に進めない。空を仰ぎ待ってみても青い鳥も流れ星にも出会えない。そよぐ風に頬を撫でられて歩く街。人恋しさで尖るように求める何か。それは愛かもしれないし夢かもしれない。でもまだ上手に扱えないこの気持ち。身を屈め自分を抱きしめて泣いた。