長いお別れ
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1人で住むようになってから、どれくらいたっただろう。 この先も続くのだと思うと自由さよりも孤独を強く感じる。 あれこれ理屈をつけては1人でいる事を選んだのに。 見捨てないで欲しいと勝手な思いが私の中で成長していく。 ずっと、ある日突然道が開ける時が来るとおもっていたけれど。 人から見ればそれは甘えで、自分で切り開かなきゃいけないんだと言われた。 つかみ取るため、奪い取るため、人は変われるんだろうか。 このままで終わらせたくないと思いながら何もできないまま。 この瞬間は2度とないのに。 小さな部屋に隠れるように息をひそめて座り込んでいる。 欲しかったものは一度は手に入れた。何もかもさ。 だけど、一度手放してしまったものはもうこの手にはかえらない。 わかっているのに暗闇を必死で漁って、あがいてもがいて。
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