長いお別れ
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2005年05月17日(火)

考え方次第で人は幸せにも不幸せにもなれるけれど。
もって生まれたしがらみとか、環境による辛さや痛みや、そんなものが人を平等にしない。
世間から見れば私は幸福なんだと思う。実際何の苦労もしていない。
ただ自分を追い詰めてしまう思考回路から抜けだせないだけ。
人前で泣いたりしない。今の病院で初めて診察をうけた時だけだ。人前で泣いたのは。
失敗だったとは思いたくない。この人生を無駄と誰かに言われても。
せめて自分だけは自分の味方でいたい。
そう思う気持ちも確かに自分なのに、どこかで冷めた目をして自分を見てる自分がいる。
誰もが孤独だから、幸せを求めるのだろう。
物わかりのいい人、優しい人、そんな風に評してくれる人もいるけれど。
私はずるくて汚くておよそ光から遠い所で生まれ育った。
そんな所で育った人間が、本当に人を思いやったりできるんだろうか。
ただ傷つけてしまうだけなんじゃないだろうか。
本当にやり直すならどこか遠くへ行くべきなのかもしれない。
だけど、記憶は消えないし、別人になれるわけじゃない。
産まれる前に夢見たはずの楽園なんてありはしない。皆、自分の事で手が一杯なんだ。
想い出すら助けにならない。私を救ってくれるのは友達の笑顔と数々の言葉。
いつかは今を懐かしく振り返り笑えるようになるんだろうか。
生き方の違いなんてあって当たり前なのにこの社会の仕組みにたてつくことさえできなくて。
自分すら信じてやれない。こんな私に意味はあるの?何の意味があるの。


志乃 |MAIL

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