長いお別れ
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夜中ふっと目が覚めてわけもなく泣く。 もう何年、そんなことを続けてきただろう。 うんと幼い頃から、夜中に起きずに朝を迎えた事がない。 必ず目がさめる。そして深々とため息をつく。 心がざらついている。埃まみれで乾いている。 このままどんどん枯れていって終いには風にさらわれるのもいいかもしれない。 必死でしがみついてきた思い出から離れようと思う。 やり方はわからないしまた傷付くかもしれないけれど、もう終わらせなければ。 何を終わらせるのか自分でもわかっていないけれど、もう疲れた。 それでも何故生きようとするのだろう。 約束したから?いつか会いましょうと約束した。 守れると思ったから約束した。守りたいから約束した。 それだけでも生きていく意味にしてはいけないだろうか。
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