長いお別れ
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2005年10月13日(木)

私は痛みを感じた事がない。
心の。ではなく体の。怪我の痛みをちょっとしか知らない。
ずーっと優等生だった。遅刻も早退もしない。
宿題はやってくる。先生の答えてもらいたい問題も解いた。
学校から施設に届くノート。体が小さいのが心配ですと書かれていた。
違う。肝っ玉がちいさかったんだ。私は。
気付くのに20年以上を使うなんて。
そして気付いた事でまだ何かができるのかもわからない。
寿命が来て死ぬんだと解った時に気付くのはやっぱり嫌だ。
明後日はメルともさんが泊まりに来る。
片付けるのは明日が精一杯。精一杯やってから無理だったと開き直ろう。
向こうだって心配だろう。私も同じだ。
とにかく相手が不愉快な思いをすることのない空間を作りたい。
それが最後でも。「良い思い出になうように」


志乃 |MAIL

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