長いお別れ
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午前4時。眠りから追い出されるように目がさめた。 2度寝しようと思ったけけれど、生欠伸が出るだけで睡魔はやってこなかった。 やっぱり体が薬に慣れてしまってるんだろうな。眠りが持続しない。 昼寝はできない。この生活がいい方向に向かった時、昼寝の癖があるんじゃ仕事にならないだろうから。 ほとんど寝たり起きたりの生活で軽く対人恐怖症になってきている自分が働ける所なんてあるのかどうか不安だけど。 先生も「まずは専業主婦の人が毎日きちんとやっていることをやれるようになってから仕事の事は考えていきましょう」と言う。 そういえば部屋が全然片付いていない。洗濯物も溜めてしまう。 まず日常の生活を取り戻さなければいけない。 夜明け前が一番暗いという。私の夜明け前はいつまで続くんだろうか。 いい事だけ思い出してそれを反芻して生きていく。 いつかはこの苦しみからも逃れられると信じて。 まだ何かやれる事はあるはずだから。
えらそうな事を書きながら、また薬を変則的に飲みはじめてる。 薬があるから駄目なんじゃないのか。 どこかに隠して簡単に飲めないようにしようかと思うけれどこの狭い部屋じゃ隠す所がない。 意志の力で薬を飲まないと言い聞かせなきゃいけない。 でも私の意志の力は正常に働いていない。 ちょっとの苦しみもストレスにも耐えられない弱い人間だ。 それが嫌でいい人の仮面を人前では被ろうとするのだろうか。 「いい子にしてたらいいことがある」施設にいた時に先生がいってた。 いい子ってなに?人を傷つけない事?そんなことを延々と考える。 考えるには多分長過ぎるほどの時間がいるだろう。最後には泣いて泣いて泣き疲れてうとうとするのを待つんだ。
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