嫌な事には目をつぶり耳を塞いで生きてきた。それで手に入ったものはなんだ?この両手もこの胸も空っぽじゃないか。辛い思い出に囚われてしまって抜けだせない。全部いらないと投げ出したのは自分じゃないか。忘れようとしてもすればするほど暗い闇に自分が消えていく。真っ暗な闇の中へ。