長いお別れ
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どうしたってどんなに心が近づいたってしょせんはひとりじゃないか。 こんな簡単な事をどうして認められなくなってたんだろう。 日々を分かち合っていく事も可能な他人。それが友達や親だったりするんだろう。 私は最初で躓いた。親離れができてなかった。 この歳になってもまだできていない。 でも、もうお母さんの死もお父さんの死もそれぞれふたりに返してあげなきゃ。 私がめそめそ生きてることの理由にするのはそろそろやめなきゃいけない。 じゃあ何に縋って生きようかと思った時、もう一度自分を信じてみようかと思った。 蹲りずっと地面を見続けていたけれどその間も変わらず頭の上にあった空。 その空の下であの人もあの子も私もそれぞれ生きていく。 もう一度立ち上がれると信じて顔をあげて踏み締めていきたい一歩ずつ。 辛けりゃ泣いて立ち止まってまた考えて。 時には誰かの手を借りながら新しい私になればいいんじゃないか。 もとの自分に戻ることだけ考えてきたけど違う自分がでてきてもいいと思うようになった。 心がしたいようにすればいい。
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