長いお別れ
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包丁を左手首にあててみた。 ひんやりとした感触に安堵の気持ちも恐れの気持ちも湧いてこなかった。 ただ惨めだった。今の私をネットの中で懸命に支えてくれる人がいるのに その人達と会う前から死を選ぼうとするなんてあんまり惨めで。 こんな大きな波は久しぶりにきた。何もかも捨てて死を選んだら楽になるんだろうか。私は弱い。弱すぎる。遺される人達の気持ちを考えてるから死ねない。 そんな言い訳ばかり思い思い付いたふりで結局は死ぬ事を考えてる。 今は夜明け前だ。一番暗い夜明け前だ。 明けない夜はない。明日になればきっと違う思いが芽生えてる。 そう信じてそう信じて眠ろう。
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