長いお別れ
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どんより曇ってる空。それだけで気が滅入ってくる。 いっそ激しい雨に変わってなにもかも洗い流してくれればいいのに。 心がざらついてる。泣けばいいのかもしれないけれど涙が出てこない。 辛い事を辛いと言うのに何故こんなにも勇気が必要なのだろうか。 突然苦しくなってひとりぼっちが耐えられなくて電話を見る。 でも受話器をあげる事はない。暗い事を打ち明けて困らせるのが嫌だから。 数年前はひとりであることが心のどこかで嬉しかった。 もう私を縛るものは何もない。少なくとも物理的には。そう思っていた。 心はもう何年前の話だって思うくらい古い記憶に足を掴まれていていまだに抜けだせないでいる。 どうしても抜けだせない。どうあがいてもこれ以上は無理なのか。 ここで終わりなのか。何か方法を見つけて抜けだせないのか。 このままじゃ本当に死んでしまう。心が死んでしまう。 怖い。怖い。怖い。誰か助けてと叫んでも皆自分の事で精一杯だ。 助けてもらおうなんて思う方が甘ったれてるんだ。 自分の手で足で戦わなきゃいけないんだ。逃げてはダメなんだ。 でもまだどこかに逃げ出したいと思っている自分がいる。 疲れた。疲れちゃったよ。だけどここから初めなくちゃ。何かを。
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