長いお別れ
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またひとり友達を亡くしました。 クモ膜下出血でたった36歳で逝ってしまった。 彼女とは5歳の時から友達で私が病気になった後も態度がかわらなかった唯一の人でした。 いつもいつも一緒にいたわけじゃない。喧嘩もすれば殴り合いになる事もあった。 お互い故郷というものを知らず根無し草のように不安と気侭を抱えて生きてきました。 どうしても誰か1人にこの名前をつけなきゃいけない言葉が親友ならそれは彼女でした。 考え方も何もかも違ったけどたったひとり私の病気の事を一緒に考えてくれた。 そして支えようとしてくれていた。もちろん手厳しい事もいわれた。 それでも私を見捨てずメールや手紙や電話で彼女にできる精一杯の方法で私を支え守り続けてくれた。 どうして。どうして。どうして。幾ら問いかけても誰も何も答えてくれない。 こんな思いをしてまで生きていたくないとベランダに立ったけれど。 憶病者の私は座り込んでただ泣くだけだった。 彼女はドナー登録をしていた。 だからどこかで彼女の一部が誰かの何かのかわりをするんだろう。 最期まで立派だった。彼女を誇りに思う。お婆ちゃんになったらフロリダへ移住する約束。 彼女が初めて守れなかった約束。 私は頑張ると彼女と約束したから頑張るよ。だけど今夜は泣く事許してね。
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