おはなはんの日記

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後悔さきにたたづ
2004年11月10日(水)

災い転じて福となる
そういう言葉があるという
あるならまっさきに飛んでこい

一晩眠れば忘れるものさ
そういう言葉も聞いたような
あるならどうして真っ先に教えてくれなかったんだ

深い眠りはあの世へさそいこみ
浅い眠りはこの世の淵をさまよえる
どちらも嫌いじゃ!と叫んでる

一晩まんじりともしないで
胃がキリキリ痛むままに
この朝を迎えたが
同じ思いを何人ぞ知る

この世にはいい言葉も存在している
「ごめんなさい」のひとことですむ
これはなにより簡単で重たい言葉
言えそうでなかなか口をついてでない言葉である
教えたようなきがすれど
教わってはいないというだろうか
「ごめんなさい」の一言で世の中まぁ〜るく回るのに
簡単そうでそうではない言葉
「ごめんさい」を待っている
それも母だからこそなのだが
母である前に人間でなければならなかった
他人の言葉にふりまわされず
売り言葉に買い言葉
そういうたぐいもあったということ
なんでもっと早くでてこなかったのだろう
自分が命を与えた子供
なんでそういう言葉が生まれたのか・・・を
さけてとおろうとした私が一番やっぱり悪い
反省ばかりが頭をもたげる

もうとり返しがきかないというのに
もしも、もしも「ごめんなさい」があったなら
わたしはだれより大人になって
もう2度と同じ過ちへは入り込まないと言いきれる
他人の言葉や本人の口をつい飛び出した言葉でも
サラサラサラリと交わしてみせる
ひと晩眠らなかったおかげで
わたしはまたすこしだけ成長したかもしれない

この成長を与えてくれた あの二人に感謝せねばなるまい
人を恨むまえにまず愛する
この言葉すっかり死んでしまっていたよ

悲しいねぇ
さびしいねぇ
もっと愛してあげればよかった・・・・
ごめんなさいをいうのは わたしだったよね
ほんとに ごめんなさい
23年間私はあなたのそばにいさせてもらってうれしかったよ
ほんとにほんとにありがとう

ごめんね・・・・



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