忘れたいことをかき集めるのではなく 忘れてはいけないことを拾い集めよう これこそが「想い出」にかわるのだから 消してしまおうか・・・さみしすぎるから 本当に一瞬そう考えた しかしほんの数秒でその考えは 間違いなんだと気がついた 消してしまえる「思い出」などない ひとたびこの心の襞にしまいこまれた 「想い出」がでていくはずなどないのだから 忘れようとするのではなく 忘れないでいようとおもう あの・・・命の輝き あの・・・つぶらなひとみ あの・・・もみじのような手 あの・・・キャッキャとはしゃぐ声 あの・・・もういらない!とプイっと横をむくときのしぐさ もっともっと一杯あったよね 一緒に過ごした日々の思い出 心をかきわけ引っ張り出して あたたかなひだまりの中で そぉ〜とひきのばして ほほずりしよう 想い出の中のあなたはいくつになっても あの日のまま・・・・・
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