「朝がやってきた」 真っ暗な闇をひきさくように、切り裂くように 「朝はやってきた」 ときおり行き交う車の音も ゆりかごをゆする糸車のように響いていたが 朝はおともなくしのびより おおきな揺さぶりをかけてやってきた それは突然・・・・ それはおおいかぶさるように それは・・・それは 朝にもいろいろあるものだなぁ〜 気持ちのもちかたひとつなんだろうけれど うれしいのか・・・かなしいのか せつないのか・・・なさけないのか 車の音がせわしなく聞こえるように それも また うれしいのだとおもおう そう思うことで今日も生き延びるのだ うれしい朝だとおもおう そうおもうことで一歩がふみだせる 朝にもさまざまな「顔」があるんだなぁ〜
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