天使がやってきた しろい笑顔をみせてくれた 天使の笑みには不思議な力がかくれている 心のくすみを消してしまう力だ 天使が私をわすれていなかった 天使がやってきた まっすぐに部屋にむかってやってきた もう二ヶ月がすぎるというのに 忘れていないとでもいうように 真っ先にその白い笑顔を見せにきた そのことが嬉しいとふたり顔を見合わせ微笑んだ 忘れていなかったこともだが 笑顔が失われてはいなかったことが何よりうれしかった きっと向こうでも大事に育てられているのだと そう感じられたことがうれしかった 部屋をでるとき「ばいばい」と言いながら小さな手を振った 別れの時「ばーい」としか言えなかった天使が 「バイバイ」と言ったのだ その成長が真からうれしい言葉になった わたしたちの天使は 今日にはまた去っていくけれど きっとまた あの笑顔で会えると信じてる ありがとう わたしの「天使」 嶺君わすれないからね ありがとう きっとまたあいましょう
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