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帰り道偶然顔なじみのおばさんに出会った 子育ての真っ盛りにすぐ横に住んでいたおばさんである 私もかなり年をとったけれど、目の前に立つおばさんは すっかり初老の風格がにじみ出ていた それでもほっとしたのは背筋がピンっと伸びてたことだ 背中がまぁるくなって杖でもついている姿であれば わたしはちょっと心が痛んだであろうから 手押し車の中には、夕餉の仕度が入っているのだろうか 帰りをまつおじさんのかすかな笑顔までもが感じられるようで わたしはこころがすこし暖かくなりました 数分間の会話だけでわかれたけれど、別れ際におばさんは 「いつでもグチをこぼしにおいでよ!」といった さほどなかよしというわけでもなかったのに 通りすがりに”あらっ”っと振り向いてくれ また遊びにこい!とまでいってくれた 素直に生きてきたからだろうか それとも私の横顔がほんの少しくたびれて寂しげに写ったのであろうか・・・ でも、そのうちおばさんの好物を携えてわたしは話しにいくかもしれない おばさん!元気!ってね 素直であればきっといいことがあるんだね そうおもわれる夕暮れ時、西の空が茜色でした 今日もほんとうにいい日でしたよ♪
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