ちゃびの日記

2002年08月06日(火) 魔法の霧

いよいよ、黒い悪魔との決戦。
“魔法の霧”を使う時が来た。

いつもより早く起き最終準備を終える。
“魔法の霧”。
使用回数は1度だけ。
失敗は許されない。

完全に締め切った空間で“魔法の霧”をばらまいた。
一気に“魔法の霧”は広がっていく。
最後まで見れないのが残念。
使用するに当たって私たちは逃げねばならなかった。
それほど、“魔法の霧”は強力なのであろう。

そのまま時が過ぎるのを待つ。
が・・・“魔法の霧”が気になる。
何よりも、黒い悪魔を退治できたのであろうか?

今日は一段と暑かった。
この中締め切った空間の中“魔法の霧”はどうなるのだろう?
からくりの機械は大丈夫だろうか?

考えれば考えるほど心配になってくる。

時間がやってきた。
“魔法の霧”はどうなったのだろう?
黒い悪魔は姿を現したのだろうか?

恐る恐るドアを開ける。



何事もなかったようにいつもの空間。
静寂に包まれていた。
“魔法の霧”の後に空っぽの容器だけが転がっていた。

黒い悪魔は退治できたのであろうか?
それとも・・・


黒い悪魔が、現れないことを祈る。


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